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RIDER

  • 名前 栗原 佳祐
    出身 東京都
    誕生日 1997年12月13日
    ゼッケン 2
    参戦クラス J-GP3

RACEREPORT

Round.9 SUZUKA / J-GP3

11月5日(日)決勝レース
モリワキクラブ栗原佳祐、冷静なレース運びで2位表彰台獲得。

RELEASED:2017.11.5 フォトギャラリー

全日本ロードレース最終戦「2017 49th MFJ GRAND PRIX SUPERBIKE RACE in SUZUKA」の決勝レースが開催された。最終戦は4日間とも天候に恵まれ決勝日も朝から快晴、絶好のレース観戦日和となった。

昨日の公式予選で転倒を喫した栗原佳祐、チームは懸命の修復作業を行い、マシンの状態と決勝レースに向けた最終の確認を朝のウォーミングアップ走行で行い、2分21秒070で4番手につけた。

12周による決勝レースがスタート。 栗原はやや遅れて6番手でオープニングラップを通過する。J-GP3クラスらしい11台による先頭集団の中に飲み込まれた栗原、2周目には一時9番手まで順位を落とすがここで栗原は慌てなかった。「抜かれても“前に出なくては”との焦りから無理してコーナーに突っ込むことは止めた」と冷静に状況を見極める。事実、ラップタイムをみても23秒660のオープニングラップから、22秒、20秒、とペースを上げ、4周目には19秒台に入れて6番手まで戻してきた。そして5周目の第1コーナーで4番手まで順位を上げると、バックストレートでスリップから3番手に浮上、さらにその先のシケインでインを刺し2番手に浮上する。

 その後、6台による先頭集団の混戦の中で順位を上下させながらレース終盤にさしかかる。「残り3周で勝負を仕掛ける作戦だった」という栗原、9周目のバックストレート、6番手の栗原はスリップを使って一気に3台をパスして3番手浮上、その先のシケインで再び2位まで順位を上げると10周目の第1コーナーでついにトップに浮上すると先頭集団を引っ張りながらファイナルラップを迎える。

 背後から迫ってきた伊達選手にデグナー1つめでかわされ2番手にポジションダウンするもすぐさまヘアピンでインを刺して再びトップに浮上。最後のバックストレート、栗原のイン側に2台が入りシケインを4番手で進入、アウト側から1台をかわして3番手に浮上、ここで前を行く中島元気選手がコースアウト、伊達選手の背後で最終コーナーを駆け下りてくるがわずかに及ばず、2位でチェッカーを受けた。

 前日の転倒からチームの懸命の修復と栗原の冷静なレース運びから2位表彰台を獲得した栗原佳祐。今年一年間、モリワキクラブで走ったことは栗原にとって大きな成長となって今後のレース活動に活かされるはずである。

栗原選手コメント
「予選の転倒でマシンに追ったダメージが思っていた以上に大きく、ここまで修復してくれたチームと(森脇)尚護さんに先ずはお礼を言いたいです。木曜日からずっとフロントの接地感不足を抱えていたのですが、朝フリーの後に決勝に向けてセットアップを変えたところそれが良い方向に転びました。しかし良くなった分、他の部分に影響が少し出てきてしまい、レースウィーク中にその対策を講じてそのセットを詰めていくことができればラスト3周でスパートをかけて逃げる、という作戦を実現できたと思います。そのセットアップはレースウィークに見つけてはいたのですがそこに踏み切れなかった自分の判断ミスです。 優勝でチームに恩返しできなかったのが悔しいですが転倒もなく表彰台に昇れたのは良かったかなと思います。 岡山では「前に出なくては、出なくては」という強い思いからリズムを壊して後半プッシュできなかったので、今回は前半リラックスして抜かれても向きになって抜き返すことをせず、どこで抜くか、いつ抜くかを考えながら走っていました。そこは今後のレースに繋がる成果ではないかと思います。 今年一年、モリワキで走れたことに感謝しています。ありがとうございました。」

11月4日(土)公式予選
栗原佳祐、序盤に転倒するも4番グリッドを獲得。

RELEASED:2017.11.4 フォトギャラリー

全日本ロードレース最終戦「2017 49th MFJ GRAND PRIX SUPERBIKE RACE in SUZUKA」が三重県:鈴鹿サーキットで開幕した。前戦岡山大会からモリワキオリジナルマシン:MD250を投入、いきなりポール・トゥ・ウィンを達成した!しかしモリワキは勝ち方にもこだわる。序盤にリードを築きながらも“自分との闘いに負けた”という栗原は先頭グループに飲み込まれてしまい、終盤にバトルを制して勝った。その勝ち方に課題を残した栗原は最終戦までの約1ヶ月間、心身共にトレーニングを積んできた。

 最終戦は木曜日に特別スポーツ走行が行われる。秋晴れの気持ち良い晴天の中、栗原は2本目に約3秒タイムアップを果たし総合トップにつけた。

 金曜日にART合同走行が開催された。1本目の走行では2分20秒463で5番手タイム。2本目では約2秒のタイムアップ、ただ一人18秒台に入れる2分18秒917をマークして総合トップに立つ。但し、目標としているタイムにはまだ届いていないという栗原とチームは明日の予選に向けてさらにセットアップを詰める。

 迎えた公式予選も朝からカラリと気持ち良い晴天。栗原は2周目に2分19秒703をたたき出し、リーダーボードのトップに立つ。「18秒台に入れてからピットインしようと思った」という栗原はトラフィックを避けてクリアラップを取るためにペースを落として走行、再度タイムアタックに入った周のS字で転倒を喫してしまう。 幸いにも大きなケガは無くピットに戻ってきたマシンの修復を手伝う栗原。19秒7の走行で非常に良い感触を得た矢先の転倒は非常に残念であるが目標としているタイムへの道筋が見えたチームは懸命のマシン修復を行う。 予選は序盤にタイムを出したのが功を奏し、セカンドロー、4番グリッドから明日の決勝レースを闘う。

栗原選手コメント
「前回優勝したものの、勝ち方には満足していませんでした。森脇社長から指摘されたアドバイスを元にもう一度ビデオを観直して課題を克服する走りを心掛けて走行しました。特に鈴鹿はコース幅が広いのでコンパクトに回るライン取りを意識して走りました。 木曜日の特別スポーツ走行から徐々にペースを上げて行きましたが、フロントに違和感を感じていて、それが解消すればタイムは上がると確信を持っていたのでそこに取り組んでいました。 昨日の(ART合同)走行では18秒台に入れる事を最低ラインに取り組み、さらにあと1秒削るために何をすべきかを探りながらセットアップを詰めていました。 今日の予選では序盤に「いけるぞ」と良い感触だったので18秒台に入れてからピットインしてタイムアタックしようと思いました。クリアラップを取りたかったのでペースを落としたことでタイヤが冷えてしまったのか、自分のオーバースピードが原因なのか判断はつきませんが、S字コーナーでフロントから切れ込んでしまいました。 チームのみなさんにはマシン修復の手間をかけてしまい申し訳ない気持ちです。今日の走りで良い感触を得ているので明日のウォームアップでもう一度確認して決勝レースでは序盤から飛ばして優勝という形でチームに返したいと思います。」

Round.8 OKAYAMA / J-GP3

10月1日(日)決勝レース

モリワキクラブ栗原佳祐、初優勝をポール・トゥ・ウィンで飾る!

RELEASED:2017.10.1 フォトギャラリー

全日本ロードレース第8戦「スーパーバイクレースin 岡山」の決勝レースが開催された。岡山大会は天候に恵まれ、決勝日の朝も雲が多いながら晴天のレース観戦日和となる。ポールポジションを獲得した栗原は、朝のフリー走行を1分38秒141のタイムで2番手につける。

スタートディレイにより1周減算の18周による決勝レースがスタートした。
栗原はやや遅れて3番手で第1コーナーに進入する。しかしすぐさまアトウッドコーナー進入で2番手に浮上しオープニングラップを2番手で通過すると、2周目の1コーナー進入でトップに立つ。しかし3周目のホームストレートでストレートスピードに勝るKTMのマシンにかわされ2番手にポジションダウン。
栗原のラップタイムは1分37秒後半から38秒1、トップを走る古市選手よりコンマ1〜2秒遅れ、その差がなかなか詰まらない。しかも先頭集団は8台のパックとなる混戦。
しかし栗原は混戦の中での闘いを得意としており、パッシングの機会を窺っていた。5周目にベストタイム1分37秒698を出すと、6周目もトップよりコンマ1秒速いラップタイムで走行して7周目のホームストレートでトップに立つ。
翌周の第1ヘアピンでトップを奪い返されるものの冷静にホームストレートで再びトップを奪い返すと、その後は37秒台後半から38秒フラットのペースでトップを守りながら走行、モリワキクラブに移籍後の初優勝をポーリ・トゥ・ウィンで飾る。

初優勝を獲得した栗原であるが内容に満足はしていない。MD250を投入してポテンシャルは向上した。ダンロップタイヤは序盤にプッシュできる強みがある、その利点を活かしきれず後続を引き離して勝つことができなかった。この課題を解決して最終戦鈴鹿では納得いく勝利ができるように栗原もチームも一丸となって臨む。

栗原選手コメント
「優勝できたことは素直に嬉しいです。チームが自分を勝たせるためにモリワキオリジナルマシンMD250の投入と森脇尚護さんをつけてくれた事に感謝の気持ちでいっぱいです。
ですが、レースの内容は全然納得いっていません。(1分)37秒でラップできるほどの持ちタイムを持っていたのですが後半でペースダウンするならまだしも序盤で持ちタイムに近づけることができませんでした。その原因は自分が以前から抱えている課題です。自分は混戦の中で闘うのは得意だし勝てる自信はあるのですが、前に出てから引き離すことができない、これはずっと前からの課題です。「引き離さなければ」という思いが強いのか、ブレーキングでミスをする、突っ込み過ぎる、当然立ち上がりが遅れる、すると後続が近づいてくる、この繰り返しで今回も自分との闘いに負けてしまいました。
また、ダンロップタイヤは序盤にプッシュできる強みがあるのにそれを活かしきれませでした。それも自分の課題が原因です。昨日(9月30日)は森脇社長の誕生日だったので優勝と言うカタチでは恩返しをできましたが内容が伴っていないので次戦鈴鹿では内容を伴った優勝をプレゼントしたいと思います。」

9月30日(土)公式予選

3ヶ月ぶりの大会。成長した栗原佳祐、ポールポジション獲得!

RELEASED:2017.9.30 フォトギャラリー

全日本ロードレース第8戦「スーパーバイクレースin 岡山」が岡山国際サーキットで開幕した。前戦オートポリス大会から約3ヶ月ぶりのレース。前戦はマシンセットと自分の走りに課題が露呈し、思うような成績が残せなかったが、この3ヶ月間、厳しいトレーニングを課して心身共に鍛錬を続けた。
そして、今大会からモリワキオリジナルマシン:MORIWAKI MD250を投入。その効果は事前テストで現れ、最終日に1分37秒349をマークしてトップに立った。

気持ち良い秋晴れのレースウィーク金曜日にART合同走行が開催された。1本目の走行ではタイヤテストを中心に走行、15周を走行して1分38秒227のベストタイムで5番手につける。タイヤを決めた午後の2本目ロングを意識しつつの走行ながら37秒台に入れる1分37秒350で総合2番手につける。

迎えた公式予選も朝からカラリと気持ち良い晴天。序盤、トラフィックに遮られ43秒台で走行するが5周目に1分37秒325に入れ、トップから0,045秒差の2番手にポジションアップする。しかしトップは36秒台に入れてその差は開いてしまう。
7周を終えたところでピットイン、前後タイヤを交換して再びコースイン。2周後に1分37秒4に入れると翌周のセクター2で区間最速の40秒9をマーク、コントロールライン通過のタイムは1分36秒635!このタイムで栗原はモリワキクラブ移籍後初のポールポジションを獲得した。

栗原選手コメント
「オートポリス後、高橋裕紀選手、清成龍一選手が行っているトレーニングに参加させてもらいました。噂には聞いていましたがここまで苦しいとは思いませんでした。そこで自分をギリギリまで追い込むことができ、東京に戻っても同じようなトレーニングを課してこの3ヶ月間、岡山に向けた準備をしてきました。前半戦の走りをチームが評価してくれたので今回からMD250投入に至りました。イチからセットアップを詰めなければならない不安と期待が入り交じった気持ちで事前テストに臨みましたが不安はすぐになくなりました。シーズン前半、“悪いところをどうやったら速く走れるようになるのか考えてみろ”という森脇緑さんのアドバイスのおかげで“考えて走る”ことができるようになり、それがスムーズにMD250へ乗り換えができた要因だと思います。
そして今回から森脇尚護さんが付いてくれることになりました。尚護さんのレーシングライダーの視点からのアドバイスはとても的確でマシンセットも思った通りの方向に詰めて下さいます。
このようなチームからの恩恵にポールポジションという形で応えることができて良かったとほっとしています。明日の決勝レースは序盤からプッシュしていきたいと思います。」

Round.5 AOUTPOLIS / JSB1000

6月25日(日)決勝レース
モリワキクラブ栗原佳祐、難しいコンディションのレースで11位フィニッシュ

RELEASED:2017.6.25 フォトギャラリー

 全日本ロードレース第5戦「KYUSHU MOTORCYCLEFESTA 2017」の決勝レースが大分県:オートポリスサーキットで開催された。昨日の公式予選は雨と濃霧のため中止、朝のフリー走行の時間を使って25分間の公式予選に充てられた。一昨日発生したパーツの不具合はきちんと解消し、整備面からみたマシンは完全に復調した。しかし、このレースウィークに入って初めての雨、しかも栗原佳祐にとってJ-GP3クラス参戦して初めての雨のオートポリス。グリップ感の不足に悩ませられながらの走行となった。2分23秒305から入った予選だが、走り方のアジャストで徐々にタイムアップ、2分19秒221まで詰めて予選15番手で決勝レースに臨む。

 公式予選終了からわずか2時間後の10:45、13周に減算されてJ-GP3クラスの決勝レースがスタートした。 公式予選時はウェットコンディション、その後天候は時折陽が差すほどまで回復、コース上のラインは乾いてきた。しかしまだところどころウェットパッチが残る非常に難しいコンディション。栗原はドライタイヤを選択して決勝レースを闘った。序盤栗原は2分3秒台でラップ、トップを走るライダーから1秒落ちの速さで15番グリッドスタートから10番手に上昇する。その後も2分3秒~4秒台でラップする。 エンジン回転数を落とさずに周回するにはレコードラインから数本外してコンパクトに曲がり、立ち上がりで加速するラインを取ってスピードを保つことが必要なのだが、レコードライン以外は濡れている箇所が多く足元をすくわれる。ライン取りに苦しみながらも最終ラップに2分2秒625のベストタイムを出して11位でチェッカーを受けた。

ここから長いインターバルが開き次戦は9月の岡山国際サーキット。その間にマシンのセットアップと自身のスキルアップを図り後半戦に臨む

栗原選手コメント
「事前テストで調子が良かっただけに今回の結果は非常に悔しいです。予選ではグリップ感が感じられずハイドロプレーニングのような状態でした。恐らくサスセッティングにズレが生じたのだと思います。決勝レースはウェットなのか、ドライなのか、ハーフウェットなのか、の判断が非常に難しかったのですが自分はドライで行くことを決めました。その中で決勝レースに向けてサスペンションはフルドライよりも若干柔らかめのセットをしました。しかし、自分のマシンの特性上、レコードラインを通るライン取りではコーナーで回転数が落ちてしまい、一度回転数が落ちるとそこからの加速が他のマシンに比べてかなり遅いので、レコードから数本外した大外から小回りでインについて立ち上がっていくラインで走行しました。しかし、そのラインが湿っていてそこを通るとリアが滑ってしまいました。自分にはそのラインを選ばざるを得なかったので厳しいレース展開となりました。 事前テストの段階でこのようなコンディションになることまで想定して、自分のライン選択の幅を持たせるようなマシンセッティングをすべきでしたがそこまでの余裕がありませんでした。 ドライコンディションで自分のラインをいくつも持てれば前戦もてぎの序盤のような闘い方ができる自信はあるので、今日の経験を活かして難しいコンディションでも闘える術を持てるように事前テストの臨み方から考えて次戦岡山では結果を出したいと思います。

6月24日(土)公式予選
激しい濃霧のため公式予選は中止。決勝日の朝に行われることになった。

RELEASED:2017.6.24 フォトギャラリー

 全日本ロードレース第5戦が大分県:オートポリスサーキットで開幕した。前戦もてぎ、序盤トップを快走しその速さと存在感を大いに示したモリワキクラブの栗原佳祐。1週間前に事前テストでも1分59秒328までタイムを詰めて4番手につけた。

週末は雨という天気予報の中、金曜日にART合同走行がドライコンディションで開催された。梅雨特有の蒸し暑さの中、2本の走行が行われた。前週のテストで好感触をつかんだ栗原はセットを変えずに望んだが、パーツに不具合が発生、思うようにタイムを伸ばせず1本目1分59秒770、2本目2分00秒010で総合10番手につけた。

迎えた公式予選。天気予報通り朝から雨。しかも濃い霧に包まれ、視界が確保できないため公式予選は中止。決勝日の朝に行われることになった。

栗原選手コメント
「事前テストはマシンのセットも決まり、順調に走行を続けて最終的に59秒3まで詰められ、気持ち良くレースウィークに入れると思っていました。調子良かったのでマシンは触らず基本整備だけで来たのですが、パーツに不具合が出ていました。セットも(事前テストと)同じなのにタイムが上がらないのでおかしいな、と思っていましたが、その原因を突き止めるまでに時間がかかってしまいました。予選が朝の9:45からだったので昨夜のうちにパーツを交換して今朝の予選に備えました。 今日の予選が中止で明日の朝に公式予選となり、雨の降り方が心配ですが確認の意味でも予選は走りたいです。J-GP3クラスを走り始めてから雨のオートポリスは初めてで、このマシンのセットも初めてなのですが、ドライのセットが決まっているのでウェット用に少しアジャストして臨みます。そんなにズレてはいないと思うので明日の朝の予選兼朝フリーで確認しつつ、決勝レースに臨みたいと思います」

Round.4 MOTEGI / J-GP3

6月11日(日)決勝レース

モリワキクラブ栗原佳祐、10位フィニッシュも序盤のトップ争いでその存在感を大いに示した

RELEASED:2017.6.11 フォトギャラリー

 全日本ロードレース第4戦「TWIN RING MOTEGI SUPERBIKE RACE」決勝レースが栃木県:ツインリンクもてぎで開催された。公式予選9番手で終えたモリワキクラブの栗原佳祐は決勝レースに向けたマシンのセットアップを詰める。朝のフリー走行では2分3秒179と予選を上回るタイムで2番手につけてしっかりと手応えを掴んだ。

 最初の決勝レースJ-GP3クラスがスタートした。予選9番手でスタートした栗原は絶妙なスタートを決め、S字コーナーで6番手に上がる。その先のV字コーナーでイン側のラインからズバッと切り込むとオープニングラップを5番手で通過する。さらに2周目の1コーナーで4番手を奪うと5コーナーでレイトブレーキングから一気にトップに浮上、会場内を驚かせる。130Rで一度抜き返されるもののS字で再びトップを奪い返し2周目をトップで通過する。栗原は4周目に2分3秒台、そして5周目にはこのウィークで初の2秒台となる2分2秒896の自己ベストタイムをたた出し2番手でラップする。 しかしレース中盤から2分4秒後半から5秒台にラップタイムが落ち、セカンドグループに吸収されていく。このときオートシフターが効いたり効かなかったりする症状が発生、しかし栗原は冷静に対処。マシンを壊さず完走することに集中して走行を続ける。一時期12位まで順位を落とすものの翌周には8位に浮上するという順位の変動が続き、最終的に10位でフィニッシュした。 序盤のトップ集団の中での走りは栗原とモリワキの存在感を示すには十分のレース展開であった。今回収集した20周のデータを基に次戦オートポリスではさらなる活躍を目指す。

栗原選手コメント
「昨日の予選でギア関係に少し問題が発生したのでチェンジレバーを替えて朝フリーに臨んだところ、予選タイムを上回る2分3秒179まで上げることができ、非常に気持ち良く走行できました。朝フリーのあと、決勝レースに向けて2分2秒台後半のアベレージで回れるように少しアジャストしました。 予選9番手からのスタート、序盤が勝負だと思っていたのでプッシュして3~4周目にトップに立つイメージで決勝レースに臨みました。オープニングラップで5番手まで上がれたので「このまま2周目にトップを奪う!」といつも以上にアグレッシブに攻めました。ダンロップタイヤの熱の入りが良いので他車よりも序盤にペースを上げることができたのも要因です。予選までの状況からみて逃げ切ることは難しいと思っていたので自分のペースを維持して抜かれても抜き返せるような展開を想定していました。そのためにも序盤で先頭集団に食らいつくことを考えていました。序盤はある程度レースをコントロールできたのかな、と思っています。しかし、中盤以降ギアが入ったり入らなかったりを繰り返す症状が出てきてペースを上げることができませんでした。このサーキットは途中でギアを入れるコーナーが多いのですが、一度アクセルを絞ってからギアを入れる必要があり、そこで速度が低下すると元の速度まで回復するのに時間がかかるのでラップタイムペースは上げられませんでした。そこからはマシンを壊さずに完走することを目標として走りました。 次戦オートポリスはコーナーが続く自分が好きなコースなので次戦も自分にできることをしっかりと熟して上位を目指したいと思います。」

6月10日(土)公式予選

モリワキクラブ栗原佳祐、ストップアンドゴーの厳しいサーキットで予選9番手を獲得

RELEASED:2017.6.10

 全日本ロードレース第4戦が栃木県:ツインリンクもてぎで開幕した。モリワキクラブから参戦する栗原佳祐にとって今大会は2戦目となる。前戦SUGOは急遽参戦が決まったため準備不足は否めずマシンセットアップに苦労したが5位入賞を果たした。

レースウィークの1週間前に事前テストが行われた。天候に恵まれず完全なドライコンディションにはならなく、電気系統にトラブルが出た栗原はその対応に追われ2分05秒974のタイムであった。テスト後に問題を解決して迎えたレースウィーク、直前の6/7(水)に関東地方は梅雨入りしたが、金曜日のART合同走行は夏のような青空が広がり暑い1日となった。2回行われた走行で栗原は1本目2分03秒711、2本目2分03秒415、総合8番手で初日を終えた。

迎えた公式予選も朝から晴天。気温も路面温度も上昇していく。栗原、4周目に4秒台の2分4秒040まで入れ、3秒台も見えてきた。予選の半分20分を過ぎたところでピットイン、前後タイヤ交換をしてタイムアタックに出る。12周目に3秒台の2分3秒664に入れ、その翌周に2分3秒362のベストタイムをたたき出す。その後トラフィックに引っかかりタイムは上下するが3秒台で周回を重ね、明日に向けた手ごたえを感じて予選を9番手で終える。

栗原選手コメント「SUGOと全く同じパッケージのマシンです。事前テストで電気系統にトラブルが出てしまいその対応でほぼ2日間を費やしてしまい走行距離を稼げませんでした。事前テストで出た問題はひとつひとつ潰してこのレースウィークを迎え、金曜日はセットアップに費やしました。モテギはストレートが5本あるのでマシンのパワー的に厳しいコースです。最高速度はSUGOとほぼ変わらない速度まで出ますが、0-100km/hの加速がトップチームに追いついていないのでコーナリングの最中にスピードが落ちた後に速度が回復するまでにどうしても時間がかかってしまいます。コーナリングスピードを上げるように心掛けています。明日は我慢のレースになりそうですが、序盤が勝負になると思います。序盤に飛ばしていければSUGOのように後半、ある程度余裕を持って冷静にレース展開ができると思っています。序盤に先頭グループの中に入れればレース中のバトルには自信がありますので勝負したいと思います。」

Round.3 SUGO / J-GP3

5月14日(日)決勝レース モリワキクラブ栗原佳祐、雨のレースで5位フィニッシュ!!

RELEASED:2017.5.14 フォトギャラリー

モリワキクラブの栗原佳祐にとって初レースが宮城県スポーツランドSUGOで開催された。急遽参戦が決まりマシンもセットアップもままならない中で迎えたレースウィーク。しかし栗原は公式予選で5番グリッドにつけると、朝のフリー走行でも2番手につける。

 昨日の荒天で決勝レーススケジュールが変更となり、J-GP3クラスは2周減算の18周で闘われることなった。決勝レース当日も雨。午前10時30分、決勝レーススタート。栗原は6番手で第1コーナーに進入する。続く4コーナーで5番手に上がり、ホームストレート上で4番手に浮上、オープニングラップは4番手で通過する。

上位4台の中でラップタイムが一番速いのは栗原、2周目に1分48秒634、3周目に1分48秒076をたたき出すとその先の1コーナーで3番手に浮上する。しかし5周目のSPインコーナーで抜き返され4番手にダウン。序盤は48秒台前半で周回していた栗原だが、上位3台が47秒台、46秒台にペースアップすると栗原との差が開いていく。栗原は朝のフリー走行で感触が良かったサスペンションのセットで決勝レースに臨んだが若干硬さが足りずサスペンションが入り切った状態となりそれ以上のペースアップができなかった。朝のフリー走行から決勝レースではペースが上がると予想してサスペンションを固めにアジャストしたがさらに硬さが必要だったと言う。 しかし栗原はそこで無理して前を追うことはせず冷静に48秒台中盤でコンスタントに走行を重ねて5位でフィニッシュした。

ドライコンディションもウェットコンディションも初めての手探り状態から入ったレースウィーク。完走を目標としていた栗原は今大会の経験を基に次戦もてぎに向けて準備を始めた。

栗原選手コメント
「昨日のヘビーウェットとは違い雨量が少ないコンディションに合わせてサスペンションをアジャストして臨んだ朝のフリー走行の感触が良かったので、決勝レースはもう少しペースが上がると想定して堅めのセットで出ていったつもりですが残念ながらその予想が足りなかったと思います。スタートで失敗して6番手くらいまで落ちたのですがなんとかうまくリカバリーできたと思います。序盤、上位の人たちのペースの上がり幅が自分よりも鈍かったのでいけるチャンスがあるときはいこうと思いつつ、今回の目標は完走だったので冷静に状況を見極めながら走行しました。序盤トップ集団についていき3番手まで浮上してトップ争いができるかもしれないというところまで確認できたので次戦に向けて前進できます。今回の順位は決して満足はしておらず悔しいですが、現状できるコンディションの中で最善を尽くしました。 今回急に参戦させてくれたチームに本当に感謝しています。そのチームの皆さまのためにももっとライダーとしての自分を高めて結果で恩返ししたいと思います。」

5月13日(土)公式予選 モリワキクラブ栗原佳祐、今シーズンの初レースを予選5位で終える

RELEASED:2017.5.13 フォトギャラリー

 全日本ロードレース第3戦が宮城県:スポーツランドSUGOで開幕した。モリワキクラブから参戦する栗原佳祐が、ここSUGOから始動した。モリワキクラブとは、若手ライダーの指導、育成、サポートを行うモリワキレーシング直属のクラブチームである。モリワキとしてHonda NSF250Rでの参戦実績が無いなかでのエントリーには若干の不安もあったがマシン開発を兼ねて急遽栗原を送り出すことにした。栗原は弱冠19歳ながら、昨シーズンJ-GP3クラスにフル参戦、年間3勝を挙げてシリーズランキング2位を獲得した実力を持つライダーである。

このレースウィークは木曜日の特別スポーツ走行からスタートした。急遽決まった参戦のためマフラーの制作も間に合わずノーマルのHonda NSF250R、マシンの準備もままならない中で迎えた初戦。栗原はマシンの感触を確かめるべく精力的に走り込み1分37秒036のタイムで総合5番手につけた。翌金曜日はART合同走行が2回行われた。この日も栗原は合計32周を周回、タイムを36秒台まで上げて総合5番手で終えた。

迎えた公式予選は朝から雨。前日まではドライのセッティングで走ってきたが、雨のセッティングはまだ走行していない栗原、まずは慎重にコースインした。1分54秒、52秒台とタイムアップを図る過程で206.107km/hの最高速をたたき出し、5周目に1分51秒511のタイムで4番手につけたところで雨脚が強くなりピットイン。タイヤの接地感に悩まされていた栗原はサスペンションをアジャストして再びコースイン。しかし、雨脚はさらに強くなり土砂降りとなる。各車ペースを上げる事ができず続々とピットイン。栗原も9周目に再びピットインして様子を見る。予選終了5分前に最後のアタックでコースインするも、雨脚は変わらず栗原は予選5番手で公式予選を終える。明日の決勝レースはセカンドロー5番手からスタートする。

栗原選手コメント
「急遽の参戦にも拘わらずマシンを用意してくれたチームに感謝しています。このマシンでダンロップタイヤの組み合わせは初めての経験だったのですが金曜日までのドライコンディションでは以前とそれほど遜色の無いレベルで走ることができました。
しかし、今朝の雨でセットアップもサスペンションもイチからやり直すこととなり、手探り状態で予選に臨みました。車体のセットアップに対して接地感が足りなかったので一度ピットに戻り、イニシャルを抜いてサスが入るようにアジャストした結果、良くなったのですが雨量が強くなってしまい、それ以上タイムを上げることができませんでした。振り返れば予選序盤の10分間がタイムを出せる雨量でしたが、雨の走行は(このマシンでは)初めてで、何のデータも無い中で攻めて転倒しては元も子もないので少し慎重に入りました。もう少し上のグリッドを狙っていたので悔しいです。明日もウェットコンディションだと思いますが、ここまでの雨量では無いと思うので明日朝のフリー走行でセットアップを詰めて決勝レースに臨みたいと思います。
急に参戦が決まった自分に対して、チームもメカニックスタッフも親身に対応いただいているので感謝しかありません。モリワキのチームと一緒に走るのは今回が初めてなのでチームとコミュニケーションを積極的に行い、チームに馴染みつつ、ライダーとして結果を残す、期待に応える、それが自分の仕事だと思っています。」