The 40th "Coca-cola" Suzuka 8hours Endurance Race

決勝 MORIWAKI MOTUL RACING、9年ぶりの鈴鹿8耐は27位でチェッカーを受ける。

RELEASED:2017.7.30 フォトギャラリー

 MORIWAKI MOTUL RACINGの2017年鈴鹿8耐が本番を迎えた。この日のために1年以上前から準備を重ねてきた。自分たちの手でマシンを造り上げ、自分たちの手で闘う、モリワキの精神を受け継ぎ、満を持して投入された新型CBR1000RR SP2を自らの手でモディファイしたCBR1000RRモリワキ改で闘いに挑んだ。

真夏の祭典と呼ばれる鈴鹿8耐であるが今年は天候が安定せず、雨が多いレースウィークとなった。決勝日も朝からどんよりと黒い雲に包まれ、朝のフリー走行では強い雨が降ってきた。セッション終盤には雨脚が弱まるもののウェットコンディションでの走行となった。路面が乾くのかウェットのままなのか、タイヤ選択が難しくなると思われたが、決勝レースのスタート進行時にはドライコンディションとなった。

 午前11時30分、8時間後のチェッカーを目指して決勝レースがスタートした。スタートライダーは清成龍一。スタートに定評のある清成だが大きく出遅れてしまい、オープニングラップを19番目で通過する。清成は慌てず冷静に2分10秒台前半でラップする。しかしここで雨が落ちてくる。西コースでは路面が黒くなりモリワキもウェットタイヤを用意してピットインに備えたが、逆に清成はこの機に乗じて順位を上げていく。雨は止み路面コンディションはドライに戻ってくる。27周目、清成は14台を抜き去り5番手で高橋裕紀へバトンを渡す。 しかしここでシケインのアクシデントによるセーフティカーが入り、ピット作業を終えた高橋がピットロード出口で止められてしまい、5番手で受け取ったバトンが11番手のコース復帰となってしまう。

高橋は2分10秒後半から11秒台のラップタイムで周回して着実にポジションアップ、7番手に順位を上げた54周目にピットイン、清成にライダーチェンジする。2回目の走行となる清成はコースイン直後の57周目に2分9秒台に入れる。58周目に2分9秒819、そして60周目には2分8秒887のチームファステストまでペースを上げる。しかしその直後の61周目、S字で転倒を喫してしまう。幸いにエンジンは止まらず自力でピットへ帰還、素早い修復作業を行い約10分でマシンを修復、清成のままコースへ復帰、その時点での順位は55番手までポジションダウンしてしまう。

しかし決して諦めないのがモリワキスピリット。高橋も清成も2分10秒台から11秒台のラップタイムで周回を重ね、チームもピット作業でミスを犯さず、チーム一丸となって怒濤の追い上げをみせる。

9年ぶりの復活となったモリワキの鈴鹿8耐挑戦は27位でチェッカーを受けた。決して納得のいく順位ではないがこれもレースである。新型マシン、新しいタイヤメーカー、何もかもが新しい環境の中でスタートした鈴鹿8耐への挑戦。その困難さは最初から見えていた。その厳しさの中に敢えて身を置いて更なる高みに挑む。「モノ作りにこれでいいと言う終わりはない。」と言うモリワキの企業精神に基づきライダー、チーム、スタッフ、社員、全てが鈴鹿8耐の頂点を目指して突き進む。来年の鈴鹿8耐へ向けてのチャレンジは今日から始まる。

皆さまからの熱いご声援、誠にありがとうございました。 これからもモリワキの挑戦にご期待ください。

高橋選手コメント
「あっという間に終わってしまった、と言う印象です。事前テストから本日の決勝レースまでの間にいろいろと課題を見つけました。来年へのリベンジに向けて良くも悪くも貴重なデータを収集できました。昨年から8耐への準備をしているとは言え、大きく環境が変わった今年から実質スタートしたようなものです。そう言う意味では半年間で良くここまで持って来れたな、と思う反面、トップとの歴然たる差があるのだということをことごとく見せつけられました。 この鈴鹿8耐を通じてこんなにもの長時間マシンに乗れたことは今後の全日本ロードにも活かされると思います。8耐のトップは全日本ロードのトップに通じると思うので、これから全日本ロードでデータを蓄積してトップを目指せるようになれれば鈴鹿8耐でもトップを狙えるようになると思います。」

清成選手コメント
「鈴鹿8耐は難しい、のひとことです。マシン、モノ、人、ライダー、全てが揃わなくてはいけませんし、そのタイミングも大切です。人間でできることは全てやりました。人間にはできないことが予想以上に難しく解決に至りませんでした。モリワキのチームスタッフ、メカニックにはいくら感謝しても足りないほど感謝しています。決勝レースは、スタートで出遅れたりピットアウトのタイミングでセーフティカーに引っかかったりしましたが、それ以外はミスもなくチームが完璧な仕事をしてくれました。転倒したのはタイヤにかける負担の前後バランスを変えようと思って走った矢先にフロントから切れ込んでしまいました。マシン修復後のフィーリングは悪くなかったのでこれ以上の転倒は無いように気をつけながら走りました。 8月には全日本ロードレースもてぎがありますので気持ちを切り替えて頑張りたいと思います。」

DAN LINFOOT選手コメント
「全ての面で楽しみました。グリッドにつく所からレースを観戦する所まで全てです。 見ての通り僕ば今日はレースに参加はしてませんし、キヨとユウキがレースを実際に走り、それを見てるだけでも楽しかったです。不幸にもキヨが第2スティントで転倒してしまいましたが、不幸中の幸いでしょうか、バイクをなんとかピットまで運ぶことができてチームのメカニックが素早い対応をしてレースを完走させてくれました。僕にとっては見ることも大事ですが、やはりライダーとしては走りたかったですね。ですが、キヨとユウキのリザーブライダーとして参加させていただいたので全てにおいて満足しています。モリワキというチームは素晴らしいチームです。レーシングチームとしてプロフェッショナルでありながら皆さんとても親切丁寧で僕は困ることがありませんでした。また来年今度こそはライダーとして是非このチームでもう一度参戦したいですね。チームの皆さんに感謝したいです。このような機会を与えていただき本当にありがとうございました。」

TOP10 TRIAL

MORIWAKI MOTUL RACING、決勝レース7番グリッドを決めたトップ10トライアル!

RELEASED:2017.7.29 フォトギャラリー

 MORIWAKI MOTUL RACINGの2017年鈴鹿8耐。新型CBR1000RRが投入され、2017年のシーズン当初から高橋裕紀、清成龍一の二人でCBR1000RRモリワキ改の開発を続けてきた。セミ耐久レースが2回あったものの、スプリントレースを中心とした開発であったため7月の事前合同テストが事実上初めての耐久仕様マシンでの走行となった。耐久マシンを仕上げるにはあまりにも時間が足りなかったが、着実に、確実に合わせてきて公式予選では8番手につけた。

土曜日にポールポジションから10番グリッドまでを決める「トップ10トライアル」が開催された。 コース上にひとり、1周限りのタイムアタックを行う。計時予選10位〜6位、5位〜1位の順にコースインする。MORIWAKI MOTUL RACINGは3番目のスタート。久しぶりに帰ってきたモリワキへの声援の中、清成龍一がコースイン。しかし、前走者が2輪シケインで転倒、コース上が荒れた状態でタイムアタックに入った。セクター1、マイナス0.656秒、セクター2、マイナス0,909秒、二輪シケイン通過時にバランスを若干崩すもセクター3ではマイナス1.389秒とさらに縮め、296.8km/hの最高速度で2分8秒178。1順目5人の中でトップに立つ。 2巡目のライダーは高橋裕紀。清成のセクタータイムが目標タイムとなる。セクター1、セクター2では100分の5秒遅れをとるものの、第3セクターで0,233秒のマイナス表示。高橋も295.8km/hまで最高速度を伸ばして2分8秒041と清成を上回るタイムをたたき出す。これでグリッドをひとつ上げ、MORIWAKI MOTUL RACINGは7番グリッドから決勝レースに臨む。

9年ぶりの鈴鹿8耐。1年前から参戦準備を重ねてきた。モリワキの8耐復活を喜んでくれているファンのために、自分達にできることは全部出し切り全身全霊で決勝レースに臨む。
みなさまの熱いご声援を何卒よろしくお願いいたします。

高橋選手コメント
「事前テストからトップ10トライアル用のタイヤで走行していたので今日のタイムは狙っていたタイムに及ばずとても悔しいですが、これも今の自分達のチカラだと思います。ですがトップ10トライアルは8耐レースとは違う特別なものなので切り離して考えて明日の決勝レースに臨みたいと思います。 ここまできたら大きく変えるようなこととはできませんし、明日の決勝レースは事前テストからここまで積み上げてきたセッティングとチームと自分のチカラを信じて、やれる限りのことを出し尽くすだけです。」

清成選手コメント
「トップ10トライアルでは前走者の2輪シケインの転倒ではコース上にかなりの砂利が出ていてかなり危なかったです。2分8秒178というタイムには納得していませんが、自分は攻めすぎて転倒することがあるので今日は転倒せずに走り切れたことは良かったと思います。今日のフリー走行で高橋選手と二人で決勝バイクを決めましたし、決勝タイヤも決めましてので、明日に向けての準備は予定通り進んでいます。明日の天候が気になるところですが、できれば晴れて路面温度が高いコンディションで走りたいですね。とにかくベストと尽くして悔いの残らない走りをしたいです。」

予選 レポート

MORIWAKI MOTUL RACINGの鈴鹿8耐始動!公式予選8位、トップ10トライアルに駒を進める!

RELEASED:2017.7.28 フォトギャラリー

 MORIWAKI MOTUL RACINGの鈴鹿8耐が開幕した。モリワキにとって9年ぶりとなる鈴鹿8耐。その間、世界グランプリMoto2 TMへ車体の供給による世界への挑戦、全日本ロードレースJ-GP2クラスで2年連続のシリーズチャンピオン獲得、そして鈴鹿8耐参戦を見据えて国内最高峰JSB1000クラスへの復帰を果たした。

 奇しくも今年は鈴鹿8耐40回目の節目の年。その40回記念大会にモリワキはテクニカル・パートナーとして長年共に戦ってきたMOTULと更に強固な関係とし、
MORIWAKI MOTUL RACINGとして参戦する。

 鈴鹿8耐を闘うライダーはモリワキから参戦4年目、チームの柱としてまとめ役を担う、全日本ロードレースJ-GP2クラス2年連続シリーズチャンピオンを獲得した高橋裕紀、SRS-J(鈴鹿サーキットレーシングスクールジュニア)出身でモリワキとの関係が深く、鈴鹿8耐では4度の優勝経験を持つ清成龍一、現在ブリディッシュスーパーバイク選手権にHonda Racingより参戦、2016年シリーズランキング4位の実績を持つダン・リンフット、この強力な3人で鈴鹿8耐の頂点を目指す!

 今年、新型のCBR1000RR SP2が投入され、その戦闘力は大幅に向上した。そのニューマシンをベースにモリワキオリジナルのパーツでモディファイしたCBR1000RRモリワキ改。さらに今年からタイヤメーカーをピレリにスイッチ。マシンも、タイヤも、全てが初めての中でスタートした2017年。いきなりトップに食い込めるほど甘い世界ではないことは重々承知している。自分達にしかできないことを最大限のチカラでカタチにする。モリワキの精神でマシン開発を進めてきた。

鈴鹿8耐の事前テストが行われた。耐久仕様のマシンで臨む初めての走行。マシンのセットアップ、タイヤとのマッチング、テストメニューは山ほどあるがひとつひとつ丁寧に潰していく。そしてテスト最終日の最終セッションに2分7秒346の事前テスト総合トップタイムをたたき出した。

 迎えたレースウィーク。今年からEWCの予選方式が採用された。従来の計時予選はチームの中で一番速いライダーのタイムが予選記録として採用され、タイム順にグリッドが決まっていた。しかし今年は3人のライダーの「平均タイム」が予選タイムとして採用され、チームとしてのタイムでグリッドが決まる。一人だけ速いライダーがいてもポールポジションは取れない。3人のタイム差が少なく、平均して速く走れるチームが有利となる。その点、モリワキは高橋と清成のタイム差は少なく、初めて走るダンのタイムも安定して速い。

木曜日に行われた特別スポーツ走行では、1本目2分9秒151、2本目2分8秒938で総合8番手につけた。 迎えた公式予選。8:30から10:30まで2時間のフリー走行。序盤はウエットコンディションであったが徐々に路面は乾いていくコンディション。モリワキは2分10秒537のタイムで2番手につけ、公式予選に臨んだ。

ライダーブル—、ライダーイエロー、ライダーレッドの順番に各 20分のセッションが2回行われ、どちらか速い方のタイムが採用される。ライダーブルーは高橋裕紀。1本目の走行で最高時速304km/hを出して2分7秒837!7番手につける。ライダーイエローは清成龍一。1本目の走行で2分8秒661で9番手。ライダーレッドはダン。2分9秒891。これらのタイムが公式予選タイムとなり、3人の平均タイムは2分8秒984、総合8番手につけて明日行われるトップ10トライアルに進出した!決して満足のいくタイムではないがトップ10トライアルに進出できたことは大きな意義を持つ。チームは決勝レースを見据えながらも、明日のトップ10トライアルで更なる上位を目指す。

高橋選手コメント
「事前テストからは気候も状況も変わってきているのですが、今週は決めなければならない大事なウィークですので清成選手とアジャストしながら進めています。事前テストで出てきた課題、詰めるべき良い点、を自分達の最大限のチカラでキッチリと仕上げています。日本独自の方式であるトップ10トライアルに進出できたことは素直に嬉しいです。決勝レースに直接影響があるわけではありませんが、多くのお客様の注目を集めますので、そこで魅せる走りをしたいと思います。」

清成選手コメント
「昨日の微妙なコンディションでは意外とグリップ感が足りないな、と思っていました。それをアジャストして今日を迎えましたが、フィーリングもだいぶ良くなり3人ともタイムを出せるようになりました。決勝レース用のタイヤは決まっていますが、温度が高くなった場合、さほど上がらなかった場合、の対策をこれからチームと検討します。自分は路面温度が高い分には対応できますが昨日みたいに低いとちょっと違和感があります。 自分はトップ10トライアルに出られなくても良いとは思っていました、と言うと語弊がありますが、我々はあくまでも決勝レースを見据えたプランを立てた中でアジャストしてきました。その結果としてトップ10に残れたという事は一発のタイムも出せるし、耐久レースでもいけるということがわかったので自信になりました。 明日のトップ10トライアルは当然攻めますが、攻めすぎて転ばないように気をつけます。高橋選手とのタイムを競いたいですね。」

DAN LINFOOT選手コメント
「前々からずっと鈴鹿でレースがしたいと思っていました。これが初めての鈴鹿で初めての8時間耐久レースになります。毎セッションごとにこのサーキットに慣れながら前進していき予選は一通り上手くいったと思っています。ライダーとしてはできる限り速く走りたいですが、現状出来る限りのことができたと思います。自分の中で2分10秒を切ることを目標にして、結果自分のタイムが2分9秒8と目標を何とか達成することが出来ましたしチームの皆さんもきっと納得してくれていると思います。ラップを重ねるとともに不安要素を一つ一つ消していくことができ徐々にコースに慣れることが出来ました。とはいえテストから合計で約40周しか走れていないのでまだまだ完璧ではありません。私はキヨとユウキのリザーブライダーとしてこの機会をいただいているので万が一彼らに何かあった場合は自分が走りますし、勿論のこと全力で彼らをサポートできればと思います。」

2016-2017 FIM世界耐久選手権最終戦 "コカ・コーラ"鈴鹿8時間耐久ロードレース 第40回記念大会
モリワキMOTULレーシング 参戦体制について

RELEASED:2017.6.30ダウンロード

2017年、モリワキMOTULレーシングは9年振りに挑戦する"FIM世界耐久選手権シリーズ "コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース"のチーム体制を発表させて頂きます。

 大きな節目を迎える第40回記念大会に臨むにあたり、2016年よりモリワキは全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに復帰。長いブランクを埋めるべく、2016年よりマシンとチームの熟成を図って参りました。
2017年にはマシンも新型になり、さらに戦闘力が高まった"Honda CBR1000RR モリワキ改"で鈴鹿8耐の頂点を目指します。

 ライダーは、2014年・2015年全日本ロードレース選手権J-GP2クラスシリーズチャンピンの実績を持ち、鈴鹿8耐の復帰を目指しJSB1000クラスを共に戦ってきた"高橋裕紀選手"と、全日本チームメイトで、二輪ロードレースの世界最高峰"MotoGP"への挑戦やブリティッシュスーパーバイク選手権で3度のシリーズチャンピオンを獲得、鈴鹿8耐では4勝の実績を持つ"清成龍一選手"。そして第3ライダーとして、現在ブリディッシュスーパーバイク選手権にHonda Racingより参戦、2016年シリーズランキング4位の実績を持つ"DAN LINFOOT選手"を迎え入れ、万全の態勢を整えます。

鈴鹿8耐に挑むモリワキMOTULレーシングの戦いにご期待下さい。

■2017年度 モリワキMOTULレーシング参戦体制

・マシン
Honda CBR1000RR モリワキ改
・ライダー
高橋 裕紀選手(32歳)
■主な戦績
・'15-'16 MFJ全日本ロードレース選手権 J-GP2クラス シリーズチャンピオン
・'17 MFJ全日本ロードレース選手権 JSB100クラス 参戦中
清成 龍一選手(34歳)
■主な戦績
・'05 '08 '10 '11 鈴鹿8時間耐久ロードレース 優勝
・'17 MFJ全日本ロードレース選手権 JSB100クラス 参戦中
DAN LINFOOT選手(28歳/イギリス出身)
■主な戦績
・'16ブリティッシュスーパーバイク選手権 シリーズランキング 4位
・'17ブリティッシュスーパーバイク選手権 参戦中

■開催スケジュール

・7月27日(木)
特別スポーツ走行
・7月28日(金)
公式練習/公式予選
・7月29日(土)
決勝出場チームフリー走行/TOP10トライアル
・7月30日(日)
"コカ・コーラ"鈴鹿8時間耐久ロードレース決勝