J-GP2・第6戦 第47回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in SUZUKA

全日本ロードレース選手権 第9戦 鈴鹿 J-GP2クラス 第6戦

10月31日(土)公式予選、11月1日(日)決勝レース

11月1日(日)決勝レース 
高橋裕紀選手、今季5勝目を挙げて2年連続でシリーズチャンピオンを獲得!
日浦大治朗選手が2位に入り、最終戦をワン・ツーフィニッシュで有終の美を飾る。

全日本ロードレースJ-GP2クラスの最終戦が三重県・鈴鹿サーキットで開催されました。ここ数年、最終戦は雨が多く今年も事前の天気予報では日曜日に雨マークも見えましたが、ウィークを通して好天が続き、決勝日の朝も青空が広がりました。朝のウォーミングアップ走行でも高橋選手がトップタイム、日浦選手が3番手タイムと決勝レースに向けて確かな手応えを感じて臨みます。

 朝のうちは晴れていましたがJ-GP2クラス決勝が行われる頃には雲が広がりました。午後2時10分、15周による決勝レースがスタート!ホールショットは高橋選手が奪います。日浦選手は5番手でオープニングラップを通過します。しかしここで、コース上にオイルが出たために赤旗が提示され中断となります。約20分の中断後、5周減算の周回数10周で決勝レースが行われることになりました。再スタートも高橋選手がホールショットを奪います。さらに日浦選手が2番手で第1コーナーに進入しますが2コーナーで後続にかわされ3番手となります。しかしその直後のS字コーナーで前車が転倒、日浦選手は2番手となります。ヘアピンで一度後続に先行を許しますが、バックストレートでスリップから抜け出し130Rで抜き返して2番手に浮上、これでモリワキレーシングのワン・ツー体制ができます。

 トップを行く高橋選手は序盤からペースを上げて後続を引き離しにかかり、オープニングラップで1秒994の差をつけます。その後も2分11秒台のラップタイムで周回、3周終了時には3秒588もの差をつけて独走態勢を築きます。2番手日浦選手も2分12秒台前半で周回、3番手以降のライダーが2分12秒台後半から13秒台のラップタイムのため日浦選手も2番手単独走行となります。

 ランキングトップで最終戦を迎えたとは言え、その差はわずか2ポイント。どちらか先着した方がチャンピオンになるという厳しい状況に緊張していたという高橋選手。レース序盤で赤旗中断、再スタートとなり、集中力が途切れそうな状況ですがチームと一体となってここまで来た高橋選手は、平常心を保ち「常に全開で攻める」という言葉の通り高い集中力を維持して攻め続けます。しかもレース終盤の8周目に2分11秒477のファステストラップをたたき出し、一度もトップの座を譲ることなくそのままチェッカー、ポール・トゥ・ウィンで2年連続のシリーズチャンピオンを獲得しました!
日浦選手も5周目に2分11秒台に入れ、7周目に2分11秒735の自己ベスト、高橋選手のファステストに近いラップタイムをたたき出し、単独走行のまま2位でチェッカー。最終戦、しかも地元鈴鹿サーキットで大勢のモリワキファンが見守る中でワン・ツーフィニッシュを決めました。

 2年連続のシリーズチャンピオン獲得、ワン・ツーフィニッシュ、とモリワキレーシングにとって最高の結果で2015シーズンを終えることができました。これも皆様の熱いご声援があったからこそだと感謝しております。誠にありがとうございました。

高橋選手コメント
「最終戦鈴鹿を優勝で飾り、シリーズチャンピオンを獲れたことにホッとしています。赤旗中断となりましたが、とにかく平常心を保って、いつもどおり1周目から全開で行く、限界で攻めながらもバイクの状況を把握しながら転倒をしないギリギリのところでチカラを出し切って走ることを考えてレースに臨みました。再スタート後はタイヤの皮むきもできていたのでタイヤへの安心感もあり攻めることができました。実は赤旗中断時にマシンを若干アジャストしたのですがそれがちょっと合わずにできれば2分10秒台でラップしたかったのですが適わず少し残念です。
1年の締めくくりで日浦選手とワン・ツーフィニッシュできたことを本当に嬉しく思います。と同時にもっと自分も頑張らなくては、(日浦選手に)負けないように、という思いを強くしました。このレースウィークは、チーム一体となりチームワークでコツコツと、一気に進もうとせずに地盤をキチンと固めてしっかりやったことが全て結果に繋がったと言う今年一年を象徴するかのようなウィークでした。
今年はサスペンションをKYBに変えるという大きなことがありましたが、KYBさん、ダンロップさん、そしてチームが最高の仕事をしてくれたおかげで2年連続のシリーズチャンピオンを獲得することができたと思っています。本当に嬉しく思うと共に感謝しています。」

日浦選手コメント
「最高に嬉しいです。まだ優勝できたわけではないのでその分の嬉しさの余力は残っていますが今回自分がやるべき仕事はできたかなと満足しています。実は最初のスタートで少し失敗して出遅れてしまいました。すぐに追い付こうとしたのですがなかなか追い付けなかった時の赤旗でしたので正直少し救われました。昨日の予選から決勝用タイヤで走っていたので2分11秒台のペースで走れる自信はありました。しかし序盤12秒台が続いて少し焦りましたが中盤に11秒台に入れたら後ろとの差が開きました。今回、初めて高橋選手の後ろで走れたので「裕紀さんに追い付く、追い付く!」と言う気持ちで走ったのでそれが後続との差を広げたことに繋がったのだと思います。
今年初めてモリワキレーシングの一員として参加したのですが、一年間支えてくれたメカニック、チームスタッフに最終戦でワン・ツーフィニッシュという最高のかたちで締めくくれたのがとても嬉しいです。」

DATA - 2015.11.1 RACE

10月31日(土)公式予選
高橋選手、コースレコード更新で6戦連続ポールポジション獲得!日浦大治朗選手4番手発進!

 全日本ロードレース最終戦が三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。いよいよ今シーズンの最後のレースが行われます。高橋選手はここまで5戦中4勝を挙げてシリーズランキングトップで最終戦に臨みます。しかしランキング2位の選手とのポイント差はわずか2ポイント。厳しいレースが予想されますが鈴鹿はモリワキレーシングにとって地元サーキット。大勢のモリワキファンが見守る中、何としてもチャンピオンを獲得すべくチームもライダーも一体となり士気は高まります。

 今大会は事前テストが行われなかったので木曜日に特別スポーツ走行が行われ、通常より一日早くレースウィークが始まります。初日の木曜日、高橋選手は総合トップに立ち、日浦選手は3番手と好発進を見せます。続く金曜日に行われたART合同走行でも、高橋選手は2分10秒671のタイムで総合トップに立ちます。日浦選手も3番手につけて翌日の公式予選に備えます。水曜日のミーティングで2分9秒台に入れることを目標にしてレースウィークに入ったチームと高橋選手。初日のタイムが11秒台にしか入らず、実は(9秒台は)難しいかもしれないと思ったそうですが諦めずにセッティングを詰めて走行毎にタイムアップをしていきます。

 迎えた公式予選。真っ先にコースインした高橋選手はまず決勝レースを見据えた走りでマシンの感触を確かめます。ピットに戻り若干のアジャストをして再びコースイン、さらにマシンを詰めタイヤを変えてタイムアタックに入ります。2回目のタイムアタックでマークしたタイムが2分9秒529!従来のコースレコードを2秒以上も縮めるコースレコード更新で今シーズン6回目のポールポジション獲得です。

 前戦岡山では悔しい思いをした日浦選手ですが、レースウィークに入ってからマシンもライダーも調子がよく、セッション毎にタイムアップして、予選ではこの週末ベストの2分11秒388のタイムをたたき出し予選4番手を獲得します。フロントローに並べなかったのが悔しい、という日浦選手ですがそのモチベーションは非常に高いです。

最終戦鈴鹿で有終の美を飾るべくチームと一体となった全力で闘う高橋選手、日浦選手の熱い走りにご期待ください。

高橋選手コメント
「ポールポジション獲得と9秒台のタイムは非常に嬉しく思います。去年もドライだったら2分9秒台という目標を立てていましたが雨のために適わずにシーズンが終わってしまいました。このレースウィークに入る前のミーティングで9秒台に入れる事を目標にしました。しかし、木曜日の走り出しから11秒台しか出なくて、正直(9秒台は)難しいかなと思いましたがチームが一丸となって仕上げてくれたのでセッション毎にタイムが速くなり、最後にはマシンがまとまり9秒台に入れる事ができましたのでチームに感謝しています。ここ鈴鹿はモリワキにとっても自分が住んでいる街でもあるので何としても頑張らなくてはと思っています。予選の序盤は決勝レースを想定した走りでラストにタイムアタックをすると決めていました。序盤のタイムが思ったほど伸びなかったのでピットに戻りアジャストをして決勝に向けた方向性は決まりました。予選と決勝レースは違うので決勝でしっかり走れるようにさらにマシンを仕上げて明日のレースに備えます。気を引き締めて全力を出し切ってチャンピオンを獲れるように精一杯頑張ります。」

日浦選手コメント
「予選順位4番手と高橋選手とのタイム差を考えると満足はしていませんが、木曜日の走行からセッション毎に確実にタイムが上がってきているので、自分の感覚としてはポジティブで、明日の決勝レースではいけるかな、と考えています。前戦岡山ではマシンを詰め切れず、自分も乗りこなせなかったのでここ鈴鹿は地元ということもあり、表彰台を目指して頑張ります。決勝用タイヤで予選を走りましたがそれでも高橋選手のタイムには追いついていないので明日の決勝レースはどれだけ高橋選手のペースについて行けるか、差を詰められるか、を考えて走りたいです。そして、モリワキレーシングのワン・ツーフィニッシュを目指して頑張ります。」

DATA - 2015.10.31 QUALIFY

J-GP2・第5戦 スーパーバイクレース in OKAYAMA

全日本ロードレース選手権 第8戦 岡山 J-GP2クラス 第5戦

10月17日(土)公式予選、10月18日(日)決勝レース

10月18日(日)決勝レース
高橋裕紀選手、ぶっちぎりの独走でポール・トゥ・ ウィン!
日浦大治郎選手、6位で岡山大会を終える。

全日本ロードレースJ-GP2クラスの5戦目の決勝レースが岡山県・岡山国際サーキットで開催されました。決勝日も朝から雲ひとつない快晴。このレースウィークは澄んだ空気の晴天の中で開催されました。朝のウォーミングアップ走行、前日までの好調さをキープしている高橋裕紀選手は1分32秒870と一人だけ32秒台でトップタイム。日浦選手も5番手まで上げてきます。

午前11:25に決勝レースがスタート!ホールショットは高橋選手が決めます。オープニングラップをトップで通過すると早くも後続を引き離しにかかります。 2周目には1分31秒856のファステストラップをたたき出し、毎周コンマ5秒から1 秒近く速いラップタイムで周回、レース折り返しを過ぎた10周目には8秒051の差を開き、独走となります。高橋選手はここで妥協はしません。毎周全開で行く、という姿勢の通り転倒しないギリギリのところでラップタイムを削り、さらに後続との差を広げていきます。14周目にはバックマーカーも出てきますが慌てず処理、ライバル達が33秒台で周回するところを安定して32秒フラットから32秒2のラップタイムで周回、完全に一人旅となります。

 日浦選手はスタートダッシュを決めて予選グリッド8番手からオープニングラップを6番手で通過します。3周目には5番手まで順位を上げ、コンマ8秒の中に3台がひしめく三つ巴の4番手争いを展開します。しかしレース中盤を過ぎる頃からペースを上げることができず6位でチェッカーを受けました。

 一人旅を続けている高橋選手はそのまま一度もトップを譲ることなく14秒565の大差をつけてトップチェッカー!今シーズン4勝目を挙げます。前戦ノーポイントと悔しい思いをしましたが、それを引きずることなく、MotoGP世界グランプリで経験したことを活かし、高い集中力のままで岡山大会を優勝で飾った高橋選手。これで再びランキングトップに躍り出ます。

 次戦はいよいよ最終戦鈴鹿。モリワキレーシングの地元である鈴鹿サーキットで有終の美を飾るべくチーム一丸となって邁進いたします。引き続きモリワキレーシングへの熱いご声援をよろしくお願いしいたします。

高橋選手コメント
「非常に嬉しく思います。このレースウィークは初日からうまく回りました。チームも前週のMotoGP日本グランプリからとても高い士気のまま岡山に入ってきましたし、自分も最後まで集中力を切らさずにレースに望めました。今回は、集中力とチームの士気がものすごく高かったチーム力が勝因だと思います。
前週の日本グランプリではポイントは取れましたがレースの内容的には悔しいものでしたし、今回のペナルティもあり、それらの複雑な想いを一気に出してスカッとしたかなと言う感じです。今回の予選タイムでは昨年のレコードタイムに追いつけず悔しかったので決勝レースタイムでは昨年を上回りたいと思っていました。結果(5秒近く)上回ることができて良かったです。ここまで来たら2週間後の最終戦鈴鹿とアジアロードレース選手権最終戦を最後までキッチリと決めたいと思います。
毎回優勝を目指して精一杯頑張るというのは変わらないので、いつも通りやり遂げるだけです。チームもメカニックもひとつのミスもなくバイクを仕上げてくれることに感謝しています。自分もミスなく高い位置まで持っていき、チームに応えたいと思います。常に限界でチャレンジすることによって自分(の限界)が上がっていくと思っていますので自分に妥協せず常に高いところを目指して挑みたいと思います。」

日浦選手コメント
「6位という結果は非常に悔しいです。朝のウォームアップでフロントのセットをガラリと変えたのですがあまりフィーリングが良くなかったので決勝レースではその逆のセットで臨みました。レース序盤は調子が良かったのですが、レース中盤から後半にかけて走りを自分でアジャストできなかったのが今回の敗因だと思います。(一度ペースが落ちてから)自分のペースを上手くキープできなかったところが今後の課題です。 (3台による三つ巴となった)前半のうちはペースを上げられると思いましたしその自信もあったのですが、中盤以降にそれ以上ペースを上げようとすると自分のライディングとマシンのマットイングが合わずそのまま少しずつ後退してしまいました。開幕戦鈴鹿のような(我慢の)レースになってしまったので今後改善していきたいと思います。次戦鈴鹿は地元サーキットなので何が何でも食らいついて上位を狙っていきたいと思います。」

DATA - 2015.10.18 RACE

10月17日(土)公式予選
高橋裕紀選手、ペナルティをものともせず5戦連続ポールポジション獲得!
日浦大二朗選手、8番手より上位入賞を狙う!

全日本ロードレース第8戦が岡山県の岡山国際サーキットで開催。一週間前はツインリンクもてぎでMotoGP日本グランプリを闘ったモリワキレーシング。
疲れなど微塵も見せずに今大会に臨みます。

金曜日に行われたA.R.T合同走行。アジアロードレース選手権と重なったため事前合同テストに参加できなかった高橋裕紀選手は、事実上今シーズンの初となる岡山の公式走行で1本目、2本目共にトップタイムで終えます。日浦大治郎選手は事前テストから走る度にタイムを上げてきて総合9番手で初日を終えます。

前戦のペナルティで本日の予選トップタイムベスト5を抹消されるという極めて厳しい条件の中で迎えた公式予選。6番目のタイムが公式予選のタイムとなるため序盤からハイペースで猛プッシュをかけ、1分31秒台のタイムで12周も周回します。「毎周“これが最終ラップだ”というつもりで走った」という高橋選手は、1分31秒825と、ただ一人31秒台のタイムでポールポジションを獲得します!これで高橋選手は開幕戦から5戦連続でポールポジション獲得です。また、事前テストから徐々に調子が上がってきている日浦選手。A.R.T合同走行から本日の公式予選は毎セッションごとにセッティングを変更し自分の走りに合わせてきています。予選終盤に事前テストから1秒アップの1分32秒874のタイムで8番グリッドを獲得します。

今大会は「意地でもポールポジションを獲る!」と意気込んでいた高橋選手。前週行われた二輪世界最高峰ロードレース“MotoGP日本グランプリ”で高めた集中力のまま岡山入りし、非常に高いモチベーションで明日の決勝レースに臨みます。ポールポジションを獲得したにも拘わらずマシンのセッティングをさらに詰めたいと、常に上を見ている高橋選手、そして日浦選手も上位を目指して明日の決勝レースに臨みます。

高橋選手、日浦選手両名の熱い闘いにご期待下さい。

高橋選手コメント
「といかく精一杯ベストを尽くしました。ベストトップ5のタイムが抹消されるので40分間フルにタイムアタックするのみでした。毎周毎周1周として無駄にすることなく、“これがラストラップだ”と集中力を高めてタイムアタックをしました。先週の世界グランプリ、みんな限界ギリギリで走っている中で自分の限界も引き上げられた気持ちになり、そのモチベーションを保ったまま岡山に入りました。その気持ちに今回(ペナルティでトップ5タイムが消されるので)頑張らなくてはいけないという状況が重なり、集中力がさらに高まりました。岡山入りしてからチームとは本当に細かく何度もミーティングを重ねました。この予選でひとつのミスも許されない緊張感の中でチームも自分も高いモチベーションで走り切ることができました。その結果がポールポジション獲得でしたので非常に嬉しく思います。今日の予選、ソフトタイヤでアタックしましたが、決勝用タイヤでも遜色ないタイムで走れたので、もう少し良くしたいところを調整して明日の決勝レースはスタートを上手く決めて、自分の走りに集中して、最後まで転倒の無いように走り切りたいと思います。」

日浦選手コメント
「予選8番手ですが決して悪いとは思っていません。と言うのも、事前テストで(1分)33秒8だったのが、予選では32秒8と、1秒タイムアップしています。徐々に自分の走りにマシンが合ってきているし、また、自分もマシンに合わせられてきていると思います。今日の予選は走行毎にセッティングをアジャストではなくガラリと変えました。その中で自分にあったセットが見つけています。リアは決まったので明日の朝フリーでフロントを確認して、あとコンマ5秒くらいタイムアップしたいと思います。明日の決勝レースは32秒前半のラップタイムで推移すると思うのでアベレージでそのタイムで走れるように頑張ります。」

DATA - 2015.10.17 QUALIFY

J-GP2・第4戦 MOTEGI 2&4 RACE

全日本ロードレース選手権 第5戦 ツインリンクもてぎ J-GP2クラス 第4戦

8月22日(土)公式予選、8月23日(日)決勝レース

8月23日(日)決勝レース
高橋裕紀選手全日本ロードレース復帰後初めてのノーポイントレース。

全日本ロードレースJ-GP2クラスの4戦目の決勝レースが栃木県・ツインリンクもてぎで開催されました。決勝日も朝から晴れ、前日までの蒸し暑さから少し開放され若干涼しく感じます。朝のフリー走行でも高橋裕紀選手はトップタイムを刻み、前日までの好調さキープしています。マシンセッティングに悩んでいた日浦大治朗選手もこのレースウィーク最速の1分55秒168と54秒台も見えるタイムまで詰めてきました。

 晴れていた空が次第に黒い雲に覆われ始め、併催レースのF3決勝レース後から雨が落ちてきて本降りに。みるみるうちに路面が黒くなりウェット状態になります。ウェット宣言が出された22周の決勝レースは17周に減算されました。このレースウィークで初めてのウェット走行となるため、レース進行を変更、13時から10分間のサイティングラップを行った後に決勝レースがスタートします。

 13:20に決勝レーススタート!ホールショットは高橋選手が奪います。序盤から全開で飛ばす高橋選手の定石通り二番手との差を広げて周回、オープニングラップを制します。予選11番手の日浦大治朗選手は混戦の中盤争いから一気に抜け出し、6番手まで順位を上げます。「レイン時のリアタイヤのグリップ感が薄く、進入でのリアスライドが激しかった」という高橋選手のラップタイムが上がらず、3番手まで下がってしまいます。日浦選手は5番手まで順位を上げますが、6周目に転倒したマシンがコース上に残ったため赤旗中断、5周までの走行がレース1となりました。

 レース2は8周の超スプリントレースとなります。5周目時点の順位がグリッドとなり、高橋選手は3番手、日浦選手は5番手からのスタート。3番手グリッドから高橋選手がロケットスタート!一気にトップ浮上します。2番手に生形選手、3番手に井筒選手の順に第1コーナーに進入します。高橋選手と生形選手が飛ばして、井筒選手との差を広げていきます。レース1の時よりは雨脚は弱くなり、徐々に路面が乾いて行きます。5番グリッドからスタートした日浦選手はオープニングラップを7番手で通過、ペースを上げて順位を上げようとした矢先の4周目の第1コーナーでハイサイド転倒。残念ながらリタイアとなってしまいます。

 高橋選手は赤旗中断から再スタートまでの短い時間を活用してリアサスペンションをアジャスト、走り方を変えてペースを上げていきますが、3周目の第1コーナーでオーバーラン、2番手となります。しかしここから高橋選手の猛追が始まります。4周目に1.801秒あったトップとの差は6周目に0.728秒に縮まり、2分3秒263のファステストラップを刻んで約1秒も縮めます。コンマ4秒差で迎えたファイナルラップ、最終コーナーの二つの目のシケインで生形選手の空いていたインに入ります。その後生形選手のマシンと接触して2台とも転倒を喫してしまいます。高橋選手は素早くマシンを起こしてコースに復帰、トップチェッカーを受けます。ゴール後、表彰台には向かわずに真っ先に生形選手のピットボックスに向かいました。

 表彰式の後に妨害行為による失格とペナルティポイント5ポイントの罰則が科せられました。これにより今大会のレースはノーポイント、次戦の予選のベスト5タイムが抹消されます。
モリワキレーシングは今季初のノーポイントレースとなりしたが、次戦筑波大会に向けてチーム、ライダー、一丸となって優勝を目指して邁進いたします。

高橋選手コメント
「レース1ではリアタイヤのグリップ感が薄く、進入時のリアスライドが激しくて問題に対応する走りができませんでした。赤旗中断は自分達にとって良い方向に向かいました。リアのセッティングを少し変更、問題に対する走り方を変えてレース1よりも良い走りができました。それでもオーバーランして2番手に後退してからは転倒するリスクがありましたが必死に攻めの走りでトップを追いました。最終ラップで追いつき、最終シケインの二つ目のインが空いていたので入りました。そのままクロスラインで抜き返されて2位になったらなったで仕方ないと思っていましたが、生形選手と接触、転倒してしまいました。自分としては最終コーナーでインが空いていたので入ったのですが、客観的に見て、自分だけの思い込みだとしたら申し訳ないと思ったので真っ先に生形さんのピットに向かいました。(失格とペナルティの裁定は)正直厳しいとは思っています。ですが裁定は裁定として受け入れ、気持ちを切り替えて次戦に臨みます。 次戦は予選のベスト5のタイムが抹消されますが、それでもポールポジション獲得できるほどの速さを見せられるように頑張ります。」

日浦選手コメント
「このレースウィークは流れがあまり良くなく、今朝の朝フリーからだいぶ良くなってきました。(レース1)のウェットでも良い感触で走れて順位も上がってきたので(レース2では)少しずつ順位を上げようと思い、無理したつもりは無いのですがペースを上げようとした矢先にハイサイドで転倒してしまいました。我慢が足りませんでした。悪い流れの中でも完走して確実にポイントを獲るべきでした。リズムに乗れず調整しきれなかったことが今大会の反省点です。次戦(筑波大会)まで少し時間があるので自分を鍛えてしっかりと走りたいと思います。」

DATA - 2015.08.23 RACE

8月22日(土)公式予選
高橋選手、開幕4戦連続ポールポジションを獲得!日浦選手は11番手スタート!

 予選日は朝から時より薄陽が差すものの湿度が高く蒸し暑いコンディション、公式予選が行われる12時過ぎには晴れ間が広がり、気温も路面温度も一気に上昇します。高橋選手はいつものように序盤からリーダーボードのトップに立ちます。このタイムが破られることなく最後のアタックでさらにタイム差を広げる、と言うのがいつものパターンですが途中で高橋選手のタイムが更新されてしまいます。それでもキッチリと最後に1分53秒387の逆転のラップタイムを刻み、堂々のポールポジションを獲得します。今大会は事前テストが無かったのでレースウィークに入ってからたくさんのテストメニューをこなさなければならず、予選でも決勝レース中の確認をしていました。「久しぶりの(巻き返しを図る)パターンだったのでそういう意味ではドキドキした」と言う高橋選手、これで開幕戦から4戦連続のポールポジション獲得です。

 A.R.T合同走行はセッティング調整に費やした日浦選手。予選はセッティングを変えたのですが思うように走れず伸び悩みます。しかし走行毎にタイムアップを果たし、最後のアタックで55秒台に入れて予選11番手につけます。ライバル達の高橋選手包囲網は確実に狭まってきています。しかし高橋選手はその包囲網を突破してさらに上を目指しています。そして日浦選手も上位を目指して明日の決勝レースに臨みます。この二人のモリワキレーシング・ライダーの熱い闘いにご期待ください。

高橋選手コメント
「素直に嬉しいです。ノーミスでバイクを造ってくれたチームに感謝しています。今回は事前テストが無かったのでレースウィークに入ってから新しく投入されたKYBのサスペンションのテストやタイヤの選択など、決勝レースに向けてやらなければならないことが沢山あり、さらに四輪レースとの併催で刻々と変わる路面コンディションとがあいまって同じ条件で2回走れませんでした。他の選手(ライバル)たちが迫ってきているのはひしひしと感じています。レースを重ねる度に緊張感が増してはいますが、タイム差を縮ませてはいけないと思いますし、もっと差を広げなくてはいけないと思います。マシン開発をしているのですから。事実、昨年の2&4の予選タイムより速くなっていますのでもっともっと上を目指します。明日の決勝レースはもちろん目指すのは優勝です。決勝レースのセッティングは決めたので集中してミスの無いように精一杯頑張ります。チームを含めて自分たちが全力を尽くしてその結果が何秒なのか。明らかに条件的には5月よりも悪いですがそれでも限りなく5月(のタイム)に近づけることが、常に上を目指す自分達の闘いだと思っています。」

日浦選手コメント
「とても悔しいです。A.R.T合同走行では思うように走れなかったので予選ではガラリとセッティングを変えたのですが、良い方向に振れませんでした。明日の朝フリー(走行)まで時間があるのでチームと話し合い、キッチリと方向性を決めたいと思います。懸命にマシンを造ってくれているチームに感謝しています。まだ気持ち良く走れず自分の走りができていないので、不甲斐なく感じています。チームのためにも、自分のためにも、明日の決勝レースは思い切って走ります。そして気持ち良く走れるように頑張ります」

DATA - 2015.08.22 QUALIFY

J-GP2・第3戦 スポーツランドSUGO

全日本ロードレース選手権 第4戦 スポーツランドSUGO J-GP2クラス 第3戦

6月27日(土)公式予選、6月28日(日)決勝レース

6月28日(日)決勝レース
高橋選手ポール・トゥ・ウィン、日浦選手3位、モリワキレーシングダブル表彰台獲得!

全日本ロードレースJ-GP2クラスの3戦目の決勝レースが宮城県・スポーツランドSUGOで開催されました。
朝のうちは雲の合間から青空がみえていましたがJSB1000クラスのフリー走行終了と共に雨が降り出し、J-GP3クラスに引き続きJ-GP2クラスの決勝レースもWET宣言が出されました。しかし、雨は霧雨程度で路面が濡れるほどではありません。サイティングラップを終えてグリッドに整列したときモリワキレーシングの2台はウェットタイヤ、他の上位陣はドライタイヤ。これをみたチームは素早くドライタイヤに履き替えます。ところどころウェットパッチが残る微妙なコンディションの中で20周の決勝レーススタート!

 ホールショットは高橋選手が奪います。4コーナーを立ち上がり、ハイポイントコーナーに入る頃には一歩抜けだして2番手の岩田選手との差を広げ始めます。
オープニングラップを制した高橋選手はその後もペースを緩めず6周目には2番手との差を約4秒にまで広げ、独走態勢を築きます。しかし先頭を走る高橋選手にとって「霧雨が強くなったり弱くなったりする安定しない状況は、路面コンディションがわからずペースが掴みづらかった」と言います。「絶対に転べないし、ペースも落とせない」状況の中で集中力を切らすことなく後続との差を図りながらトップを独走します。

 予選10番手からスタートした日浦選手は、序盤ペースが上げられず様子をうかがっていましたが、それでも徐々に順位を上げ、7周目には6番手まで上がります。「10周目以降は路面が比較的安定してきたのでペースを上げた」という日浦選手は12周目に前を行く岩崎選手、岩田選手の0.045秒後方にまで追いつき三つどもえの激しい表彰台争いを展開します。15周目にはホームストレートで岩崎選手をかわし、その勢いでハイポイントコーナーで岩田選手をパスして3番手に浮上します。その後さらにペースを上げ18周目には1分31秒780の自己ベストをマークして後続との差を広げてそのまま3位でチェッカー。J-GP2クラスに上がって初めての表彰台獲得をしました。

 一方の高橋選手は14 周目にファステストラップの1分31秒427をたたき出して一度もトップの座を譲ることなく2位に9秒374の大差をつけて優勝!開幕戦から3戦連続のポール・トゥ・ウィンを飾りました。「昨年雨のSUGOで味わった悔しさを優勝で返したい」と言っていた高橋選手、見事にリベンジを果たしました。

モリワキレーシングは高橋選手の優勝と日浦選手の3位でダブル表彰台の獲得です!

高橋選手コメント
「終わってみれば今回もポール・トゥ・ウィンができて嬉しいです。そしてモリワキレーシングとして二人が表彰台に立てことをとても嬉しく思います。金曜日はドライで、土曜日はウェットで、そして今日は一応ドライではありましたが霧雨がずっと降っている微妙な路面コンディションでも常に良い位置で走れましたし、どんな状況でもバイクがしっかりと走れる状態にしてくれたチームに感謝しています。
 このような微妙なコンディションの中でトップを走るのは路面状況を掴めず、後続を離さなくてはならない反面、転倒するリスクも当然一番高いので、その見極めが難しかったです。ヘルメットやバイクのスクリーンに付く水滴の量や、タイヤからのインフォメーションを感じ取りながらペースをコントロールしました。この難しい状況の中でバイクはよく曲がってくれましたし、自分が意図する走りができました。
 今年からサスペンションをKYBに変えましたが今はマシンとのマッチングが凄く良くなってきています。KYBに変えて初めてウェット路面でしたが初めてとは思えないほどすんなりと乗れましたし、今日のような微妙な路面の中でもしっかりと機能してくれました。ここまで来たら2位でも負け、だと思っているので全戦全勝を達成させたいと思っています。次戦モテギも当然勝ちを狙います。」

日浦選手コメント
「金曜日に転倒してマシンを壊してしまい、予選も10番手とこのレースウィークは流れに乗れませんでした。決勝レース序盤はペースを上げられず怖々乗っていましたが、それでも前を走るライダーとの差がさほど開かなかったので後半勝負できるかな、と思っていました。霧雨が強くなってきた時は幸いにしてペースメーカーとなる岩崎選手、岩田選手が前にいたのでついてきました。10周目以降から路面状況が比較的安定してきたので「ここで行くしかない!」とペースを上げて攻め、前を抜く事が出来た為、その後も自分のペースでプッシュし続けてた所、3位表彰台という結果に結びつきました。非常に嬉しいです。
 開幕戦から5位、4位、3位と来ているので次戦モテギでは2位を狙うと同時に、前戦モテギで高橋選手に20秒以上離されてしまったのでその差を少しでも縮められるように頑張ります」

DATA - 2015.06.28 RACE

6月27日(土)公式予選
高橋選手、雨のSUGOで開幕3戦連続ポールポジションを獲得!

全日本ロードレース第4戦が宮城県のスポーツランドSUGOで開催されました。前日に行われたA.R.T合同走行では高橋裕紀選手は1分30秒193と非公式ながらコースレコードを上回るタイムで堂々のトップ。日浦大治朗選手は1本目の走行で高橋選手からコンマ6秒差の4番手タイムをたたき出しますが転倒を喫してしまい、2本目の走行ができませんでした。日浦選手自らも手伝って懸命にマシンを修復、予選を迎えました。

予選日は朝から雨。J-GP2クラスの予選開始時には雨脚も強くなります。高橋選手は予選開始早々に1分42秒405のタイムでトップに立ち、後続との差を約2秒つけ圧倒的な速さを見せます。それでも手綱を緩めない高橋選手はさらに1分41秒105までタイムアップします。日浦選手は序盤、確認のための走行を続け予選開始15分には8番手にまで上がります。

予選終了まで約10分、高橋選手、日浦選手共にタイムアタックに出たのですが、その周に他の選手の転倒で赤旗中断となります。高橋選手は残り10分でどこまでタイムを伸ばせるかの確認を、日浦選手は最後のタイムアタックを行いたかったのですがそのまま予選が終了してしまいます。

 高橋選手は2番手に1.8秒の差をつけて3戦連続のポールポジションを獲得しました。日浦選手は予選10番手で明日の決勝を迎えます。高橋選手にとってここSUGOは昨年唯一表彰台に乗れなかった悔しいサーキット。ドライでも、雨でもスタンバイはできているという高橋選手、昨年の悔しさは走りで返す!と気合い十分で優勝を狙います。日浦選手も上位を狙って追い上げを誓います。この二人のモリワキレーシング・ライダーの熱い闘いにご期待ください。

高橋選手コメント
「残り10分、上位のライダー達がタイムアタックをしていたら自分のポールポジションがどうなっていたかわかりませんが、結果的にポールポジションを獲れたのは嬉しいです。ポールタイムの41秒の時はセットの確認をしていました。39秒台を狙ってタイムアタックをしようと思った矢先の赤旗・中止は残念です。
 今年からサスペンションをKYBに変えて初めてのウェットですが、ドライからウェットを想定したセットに変えただけで決まりました。走る度に仕上がってきています。昨年は唯一表彰台に登れなかった悔しい雨のSUGOでしたので今年は絶対に勝ちたいです。明日の決勝レースのコンディションが全く読めませんが、ドライでもウェットでもどちらになっても対応できるようにスタンバイはできています。自分の走りでしっかりと集中すれば自ずと結果はついてくると思っています。」

日浦選手コメント
「不完全燃焼で悔しいです。金曜日に転倒してしまいましたがマシンはチームがしっかりと修復してくれました。事前テストの時とマシンの感覚が違ったのでその確認のために予選前半は費やしました。サスペンションのセッティングを変えて出ていったのですがそのセットが雨量とのマッチングが合わずにグリップさせることができませんでした。そのセットを変えてタイムアタックをしようと思った矢先の赤旗・予選中止は残念です。但、方向性は見えたので明日の朝フリーで確認をして決勝レースに臨みます。予選が10位と下の方からのスタートなのでガンガンに追い上げて頑張りたいと思います。」

DATA - 2015.06.27 QUALIFY

J-GP2・第2戦 ツインリンクもてぎ

全日本ロードレース選手権 第3戦 ツインリンクもてぎ J-GP2クラス 第2戦

5月30日(土)公式予選、5月31日(日)決勝レース

5月31日(日)決勝レース
高橋選手、2戦連続のポール・トゥ・ウィン!

全日本ロードレースJ-GP2クラスの2戦目の決勝レースがツインリンクもてぎで開催されました。曇りの天気予報でしたが、朝から5月とは思えない日射しの晴天。路面温度は49度まで上がり厳しいコンディションの中で午後1時、決勝レーススタート!

ホールショットを奪ってレースをリードするのが高橋選手のスタイルですが、今回は岩田悟選手、生形秀之選手の殺気立つような猛ダッシュで高橋選手は3番手で第1コーナーに進入します。しかしそこで慌てず冷静さを保ちながらオープニングラップのヘアピンでアウトから生形選手を、2周目の第1コーナーで岩田選手をもかわしてトップに立ちます。

トップに立った高橋選手はすぐにペースを上げます。2周目に早くも1分53秒台に入れて3周目には2番手に2秒470もの差をつけます。ここから高橋選手のひとり旅が始まります。後続の選手が1分54秒台の前半から中盤のラップタイムに対し、高橋選手はただ一人1分53秒台で周回、12周目には1分52秒226と昨年のファステストラップを更新する驚異的な速さで後続との差をどんどん広げます。

「前戦よりは前を狙える位置にいるので自信を持ってプッシュしたい」と言っていた日浦選手、その言葉通り4周目の第5コーナーで前を行くベテラン井筒選手をかわして3番手に浮上します。12周目の90度コーナーで(井筒選手に)かわされるまで7周にわたり3番手を走行します。その後も井筒選手の背後にピタリとつけてプレッシャーをかけ続けますがそのまま4位でチェッカーを受けます。

一方の高橋選手は手綱を緩めることなく1分53秒台のラップタイムで周回、2番手との差を最大17秒151まで広げてそのままトップチェッカー!2戦連続のポール・トゥ・ウィンを果たします。(昨年の)自分のタイムを上回ることはできましたが、まだまだ満足していません。「昨年のタイムを超えるのは当たり前」とさらなるタイムアップとレベルアップを目指す高橋選手、次戦SUGOでの優勝を誓います。

高橋選手コメント
「1周目から全開、ホールショットを決めてブッチ切るという自分のイメージ通りのレース展開ができませんでした。スタートを(上手く)決めて自分のスタイルに持って行けなかったのが反省点です。ですが、それがある意味良い刺激となりその後の集中力を切らさないことに繋がったのかもしれません。去年の自分のタイムを塗り替えるのが当たり前で、そのタイムを更に上回っていくことが今の自分たちがやらなければならないことです。約17秒差をつけて勝てたことは嬉しいですし、完璧なマシンに仕上げ、ノーミスでまとめてくれたチームに感謝しています。その上でさらに、できれば1分52秒台で周回できるくらいまでタイムを上げていきたいです。次戦SUGOは昨年悔しい思いをしたサーキットですのでテストで出した自分のタイムを上回る速さで優勝を狙いたいと思います。」

日浦選手コメント
「決勝レース前半は3番手を走行して2番手の生形選手に追いつき、目標としていた表彰台があと少しまで見えていたのですが、後半タイヤの使い方や走らせ方が上手く機能せず、逆に4番手まで下がってしまいました。そこが反省点です。ですが前戦オートポリスに比べれば2番手の選手との差は詰まったと思うので大きく前進したと思っています。今回、森脇監督やチームの方々にタイヤマネジメントの方法やタイヤをかかない走らせ方、など細かくアドバイスをもらったのでキッチリと練習をして次戦SUGOに繋げたいと思います。」

DATA - 2015.05.31 RACE

5月30日(日)公式予選
高橋裕紀選手、2戦連続ポールポジションを獲得!

全日本ロードレース第3戦が栃木県のツインリンクもてぎで開催されました。前日に行われたA.R.T合同走行では高橋裕紀選手、日浦大治朗選手のモリワキレーシングがワン・ツーを獲得しますが、2本目の後半から霧雨が降り出したため試そうとしていた一部の項目が本日ぶっつけ本番となりました。しかし、事前のテストでかなりの走り込みをして高いレベルでマシンが仕上がってきていますので、どれでもレースができるという次元での項目だったので問題はありません。

そして、高橋選手の速さは相変わらずです。決勝用タイヤでレースの前半を想定する走りで周回を重ね、1分52秒台をたたき出します。最後にタイムアタックを行い、ただ一人52秒台の1分52秒941で2戦連続のポールポジションを獲得します!日浦選手もマシンセッティングと走り込みを重視した事前テストでモリワキのバイクが分かってきたようです。そのおかげでレースウィークに入って2番手タイムをたたき出すところまで来ています。

高橋選手は2戦連続のポールポジション獲得でも満足はしていません。昨年(自分が出した)レコードタイムを塗り替えられなかったのが悔しいと言います。前戦オートポリスでも予選、決勝共に昨年のタイムを更新できなかったので明日の決勝は昨年のアベレージタイムを上回るタイムで走行したいと言います。狙うはもちろんポール・トゥ・ウィン!モリワキレーシングの熱い闘いにご期待ください。

高橋選手コメント
もちろんポールポジションを獲得できたことは嬉しいですが、昨年のレコードタイムを更新できなかったのが悔しいです。タイムアタックの時に他車にひっかかったとは言え、仮に引っかからなかったとしてもタイム更新はできなかったと思います。それが悔しいです。予選用タイヤを履いたときのマシンの動きを把握しきれていなかったことが原因のひとつで今後の課題です。ただ、マシンは高いレベルで仕上がってきているので明日の決勝は最後まで気を抜かずしっかりと走って、昨年のアベレージタイムを上回るタイムで優勝を勝ち取りたいと思います。」

日浦選手コメント
「前戦のオートポリスと同じ予選4番手。ひとつでも順位を上げたかったので悔しいです。ですが予選2番手の選手とのタイム差は0.08秒とほんの僅かで良いフィーリングを保てています。事前テストの走り込みでマシンと自分のマッチングも前進していると思います。だから、レースウィークに入ってポンとタイムを出すことができました。あとは、決勝レースでどこまでプッシュできるか、が課題です。前戦と同じ予選4位ですが、前回よりは前を狙えると言う位置にあるので自信をもってレースに臨みたいと思います。そして前回よりひとつ順位を上げて表彰台を目指したいと思います!」

DATA - 2015.05.30 QUALIFY

J-GP2・開幕戦 オートポリス

全日本ロードレース選手権 第2戦 オートポリス J-GP2クラス開幕戦

4月25日(土)公式予選、4月26日(日)決勝レース

4月26日(日)決勝レース
高橋選手、完全優勝で開幕戦を飾る!

全日本ロードレースJ-GP2クラス開幕戦の決勝レースが九州オートポリスで開催されました。この週末は好天に恵まれ、全セッションドライで開催されました。

午後2時50分、決勝レーススタート!スタートを少し失敗したと言う高橋選手ですが、真っ先に第1コーナーに進入してホールショットを奪います。そして「オープニングラップから全開で飛ばしていく」と言う公約通り、第1ヘアピンに入る頃には2番手の岩田悟選手との差を広げていきます。オープニングラップを1分53秒773という驚異的な速さで周回、3周目には1分52秒552のファステストラップをたたき出し、後続との差を2秒07と広げます。ここから高橋選手のひとり旅が始まります。1分53秒前半から53秒フラットのラップタイムで周回を重ね、後続との差をラップ毎に広げ、一時は6秒78もの差をつけて独走態勢を築きます。

J-GP2クラスで初レースとなる日浦大治朗選手は、オープニングラップで5番手につけ、前を行く3位争い集団を追います。「他のライダーと競り合いながらタイムアップを図りたかった」という日浦選手ですが単独走行のまま5位でチェッカーを受けます。

一方、高橋選手もトップ独走を続けますが集中力を切らすことなくそのままトップチェッカー!一度もトップの座を明け渡すことなく完全優勝を果たします。しかし「昨年の(決勝レースの)アベレージタイムを超えられなかったことが悔しい」と、飽くなき勝利への執着心をみせ、次戦モテギでも必勝を誓います。

高橋選手コメント
「コンディション・条件が違うので一概に比較は出来ませんが、昨年のアベレージタイムを更新できなかったことが悔しいです。しかし全日本ロードレースを闘う上でまだまとまり切れていない中で開幕から独走優勝できたことはポジティブに受けて止めています。決勝レース中は1分53秒台前半から52秒台に戻そうと全開で走っていました。仮に誰か他のライダーが昨年と同じアベレージタイムで走っていたら自分は負けていたわけで「これでいいや」と油断したら絶対に抜かれる、だから後続との差が何秒あったとしても安心せず、集中力を切らさず走ることが必要。それはモリワキから学びました。全戦全勝の目標のひとつをクリアできましたので次戦もてぎでも勝てるように頑張ります!」

日浦選手コメント
他のライダーとのバトルをした結果の5位であれば身に付くこともあるけれど、単独走行、しかも表彰台争いをしているグループからかなり離されての5位はすごく悔しいです。ですが、初めてのレースをひとりで17周走る中でいろいろ試してデータを収集することができました。そのデータと今回の悔しさをバネに次戦モテギではさらに上を目指して臨みたいと思います」

DATA - 2015.04.26 RACE

4月25日(土) 公式予選
高橋選手、2015年シーズン開幕戦でポールポジションを獲得!

全日本ロードレース第2戦が九州オートポリスで開催されました。前戦鈴鹿はJSB1000クラスのみの開催でしたのでJ-GP2クラスは今大会が2015年シリーズの開幕戦となります。

今シーズンから、高橋裕紀選手・日浦大治郎選手の2台体制で臨むモリワキレーシング。高橋選手の走りを目標に若くて元気がある日浦選手の成長が期待されます。

今シーズン、サスペンションをKYBに変更。サスペンションの変更はマシンに大きな影響を与えるので事前テストの時間が必要ですが圧倒的にテストの時間が少ない状況で開幕戦を迎えました。

しかしそんな不安をよそに高橋選手は公式予選でポールポジションを獲得!予選開始直後にリーダーボードのトップに立つと、自身のタイムを塗り替えながら周回します。予選終盤、さらにタイムアタックを行い1分52秒075の堂々のポールポジションです。日浦大治朗選手は初めてのJ-GP2クラス、初めてのMD600でありながら予選4番手につけます。高橋選手から1秒開けられたことを悔しがってはいましたが上出来の滑り出しと言えるでしょう。高橋選手はポールポジション獲得に満足していません。自身が出した昨年のレコードタイムを塗り替えたかったと言います。明日の決勝レースで狙うはもちろんポール・トゥ・ウィン!モリワキレーシングの熱い闘いにご期待ください。

高橋選手コメント
ポールポジションを獲得できたことを素直に嬉しく思いますがレコードタイムを塗り替えられなかったのが悔しいです。マシン開発をしていく上でのひとつの目標(レコード更新)でしたので。ですが、決勝レースのチェッカーに向けて組み立てはできています。その過程でポールポジションにいることはポジティブに受け止めています。今シーズンはマシン開発と共にサスペンションの開発も担うのでやることはたくさんありますが、ひとつひとつ目の前のことをこなしていきます。今シーズンも「全戦全勝」を目標に頑張ります。そして、決勝レースに作戦が無い事も昨年と一緒です。全周全開でオープニングラップから飛ばして勝利を狙います。」

日浦選手コメント
初めてのJ-GP2マシンでの予選でしたので、予選前はすごく緊張しました。予選4番手とは言え高橋選手から1秒も離されているので、もう少しタイムを上げたかったなと思います。名門・モリワキから参戦できるのは光栄です。ですが、チームに自分が馴染めているのか否かが少し不安なので走る度に緊張しています。その中で予選4番手で無事に終えられたことはホッとしています。MD600についてコメントできるほど乗りこなせていませんが、毎セッション楽しく乗れています。チームの人とコミュニケーションを蜜にしながらマシンとチームに慣れていきたいと思います。明日の決勝はトップの3台についていきたいと思います」

DATA - 2015.04.25 QUALIFY