10月11日(日)- MotoGP MOTUL 日本グランプリ 決勝レース
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MotoGP日本グランプリもてぎの決勝レースが行われました。朝からの雨で前日までの暖かさから一転、肌寒い決勝日の朝となりました。9:10からのウォームアップ走行の予定でしたが、濃霧でドクターヘリが飛べないため、ウォームアップ走行がディレイ。約2時間遅れの11時から10分間の走行となりました。このレースウィークで初めてのウェット路面。チームはドライセッティングから雨セットに変更して高橋裕紀選手をコースに送り出します。わずか10分間しかありませんので5周しか走行できません。コースインしていきなりポジション4に高橋選手の名前が挙がります!その後もベストタイムを連発。2分05秒233のタイムで6番手につけます。

 迎えた決勝レース。雨は上がりましたが路面はウェット。午前中のセッションディレイの影響でMoto2クラスは40分遅れの13:00に23周から15周に減算されて決勝レーススタート。

 序盤から飛ばして順位を上げたかったという高橋選手ですが、転倒しそうになったマシンに当たりそうになりヒヤッとする場面がいくつかありながらも予選25番グリッドからオープニングラップを20番手でコントロールラインを通過します。その後5周目に18位、6周目には16 位まで順位を上げます。世界を相手にギリギリのところで勝負をする高橋選手ですが、ほんのちょっとしたミスでも転倒するので集中力を切らさず走行を重ねます。12周目のホームストレートでミカ・カリオ選手をかわして14位に上がるとそのままチェッカー。今のMoto2クラスでポイントを獲得するのはとても難しい状況の中で貴重な2ポイントを獲得しました。

 全日本ロードレースでは見えない相手=自分との闘いであるのに対し、世界グランプリでは高橋選手より速い選手についていくこと、一見すると後ろ向きに捉えられるかもしれませんが、今よりも遥かに高いレベルにある明確な目標物に向かうことを考えながら走ることはとても密度の濃い学習になったと思いますし、それが全日本ロードレースやアジアロードレース選手権に活かされることと思います。休む間もなく今週末は全日本ロードレース岡山大会です。高橋選手はすでに岡山に向けて切り替えています。岡山ではさらに強い高橋選手の姿を見ることができると思います!

高橋裕紀選手とモリワキレーシングの世界への挑戦は終わることがありません。当然、今年も全日本ロードレースのチャンピオンを狙います。引き続きみなさまの熱いご声援をよろしくお願いいたします。

高橋選手のコメント
「朝のウォームアップは地元日本の路面状況を知っている我々に分があったのでポジションを上げる事ができました。もっと気持ち良く乗りたいなと思って決勝に向けてセッティングを変えてみましたが、症状が緩和されずに厳しいレース展開となりました。序盤から順位を上げていきたかったのですが思ったように上げられませんでした。バイクの状況をキチンと把握してひとつずつ順位を上げて前に行く、とにかく集中して転ばないように限界ギリギリの中で走る、と言うことを考えていました。
一年振りの世界グランプリで自分達のチカラを出し切ったつもりですが、世界の強さを目の当たりにして悔しい気持ちがすごくあります。今回ワイルドカード参戦してポイントを取れたことはチームのおかげですし、感謝の念しかありません。 もちろん普段から全開で精一杯走っていますが、この週末はその限界を無理矢理引き上げられたような感じがします。“もっといけるんじゃないか”、“もっと速く走れるんじゃないか”、“こうやって走ればいいんじゃないか”ということを考えさせられるレースウィークでした。ここで学んだ事は今後の全日本ロードレースやアジアロードレース選手権に活かされると思いますし、今週末の岡山はもっと強くなれるような気がします。」

DATA - 2015.10.11 Race

10月10日(土)- MotoGP MOTUL 日本グランプリ FP3、公式予選
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MotoGP日本グランプリもてぎ。本日は公式予選が行われました。
朝は日射しが差していましたが、FP3の頃には曇り空。気温22度、路面温度29度と昨日よりも低い路面温度コースインします。高橋裕紀選手は走行を重ねながら19周をラップしてセッティングを詰めていきます。サスペンションの調整、リアタイヤの交換を行った後の9周目に1分53秒376を出してFP3を終えます。予想外に低い路面温度ですがチームはしっかりと対策を行い、公式予選に備えます。

 迎えた公式予選。MotoGPのFP4で赤旗中断となったので予定より20分遅れの15:25に公式予選が始まりました。気温22度、路面温度24度のコンディションでコースイン。まずはFP1からFP3の間に詰めたセッティングを確かめるようにラップを重ねます。8周走行した時点でピットイン、サスペンションをアジャストしてコースに戻ります。残り時間約10分となるところで再びピットイン。リアタイヤを交換、前後サスペンションを調整して最後のタイムアタックに出ます。コースインして2周目、各セクターで自己ベストを刻み、このレースウィーク最速の1分53秒001まで詰めます!自分が出来る事に集中しながら走行しつつも周りを冷静に見ている高橋選手、タイムアタック中のライダーが後ろから迫ってくる事に気付くと敢えてセクタータイムを落として後ろにつきます。そして迎えた最終ラップ、セクター1、セクター2、セクター3でさらに自己ベストを更新、53秒を切る1分52秒911のタイムで予選を終えます。

 タイムと順位に決して満足はしていない高橋選手ですが、それでも今の自分達のチカラを出し切るためにチームがひとつになって邁進しています。明日の決勝レース、モリワキレーシングのチカラと高橋選手の熱い走りへのご声援を何卒よろしくお願いいたします。

高橋選手のコメント
「当然もっともっとタイムを上げたかったです。昨日から今日午前中(FP3)の走行に向けてちょっと足踏みしてしまいまい、思ってはいたけど厳しい結果でした。ラスト5周のアタックのつもりでリアタイヤを新品に変えて出ていきました。出ていった周は53秒0まで上がりましたが、そのあと頑張りましたが思ったよりタイムが伸びず、最後のラップに52秒9まで詰めました。セッティングの方向性は見えているけど、改善策は単純ではありません。正直に言えばもっと(セッティングを煮つめる)時間が欲しいけどそんなこと言っても仕方ないので限られた時間の中で出来る事に最善を尽くすだけです。チームスタッフはみんなプロフェッショナルな仕事してくれているので感謝しています。ライダーである自分がそれにもっとライディングで返したいと思っています。もっと良い成績を残したいけど、いきなり1秒タイムアップするなんてことはあり得ないことなので、今は目の前のコンマ1秒を確実に詰めていくしかないと思っています。そこで焦ったところで余計悪いことしか起きないので、だからこそいつも通り自分達のできることで最善を尽くすことに集中します。
明日の決勝はいつものように1周目から全開で攻めて一生懸命走りますので応援をよろしくお願いいます。


DATA - 2015.10.10 Qualify

10月9日(金) - MotoGP MOTUL 日本グランプリ 初日 FP1 ・FP2
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MotoGP日本グランプリが栃木県・ツインリンクもてぎで開幕しました。
モリワキレーシングの高橋裕紀選手はワイルドカード参戦。つい一週間前に遠くカタールでアジアロードレース選手権に参戦したばかりなのに疲れなど微塵も見せず今大会に臨みます。

 レースウィーク直前の水曜日、台風の遠い影響で強風が吹き荒れましたが、フリー走行の金曜日は朝から快晴。この時期にしては暖かい好天の中でフリー走行が2回行われました。

 午前中に行われたFP1。気温23度、路面温度39度。一年ぶりにMoto2マシンを駆る高橋選手、感触を確かめるようにコースイン。徐々にペースを上げていきます。途中でサスペンションをアジャスト、さらにタイムを上げ、1分54秒635のタイムで1本目を終えます。

 午後に行われたFP2。気温24 度、路面温度36度、午前中よりも若干路面温度が低いコンディションの中でスタート。コースインして4周目には1本目のタイムを上回ります。その後も周回を重ねる毎にタイムを上げていきます。12周を終えたところでピットイン。前後タイヤを交換してコースイン、16周目に1分53秒196と約1秒5のタイムアップ。初日を24番手で終えます。

 昨年の日本グランプリでは供給されたエンジンにトラブルが発生、実力を発揮するどころかトラブル対応に終始する悔しいグランプリでした。しかし今年は2014年全日本ロードレースのチャンピオンを獲得、今シーズンも快調なシーズンを迎え、さらにアジアロードレース選手権にもフル参戦。違うマシン、違う環境ながらも順応する高橋選手は昨年よりも強くなって帰ってきました。さらに今回は普段全日本ロードレースを転戦するスタッフで体制を組み、普段通りの環境で臨んでいるので高橋選手の表情も穏やかでリラックスしているようです。

強くなった高橋裕紀選手の熱い走りにご期待下さい!

高橋選手のコメント
「今日の出だしは(全日本ロードレースやアジアロードレース選手権との)マシンのフィーリングにちょっと違和感はありましたが、すぐにそう言う変化は感じなくなりました。今シーズンは“過去のことは全て忘れて目の前のレースに集中する”ことにしているので、先週カタールにいたことも忘れています(笑)。今日のタイムは悪くはないと思っています。順位は24番手でダメダメかもしれないけど、1本目の走り出しからラップする毎にタイムアップしていますし、レギュラーチームは、世界の舞台で約1年かけてセッティングを煮つめているのを45分間3本の走行で追いつかなくてはならないので不可能に近いかもしれないけどチャレンジのし甲斐はあります。決勝レースまでにどこまで近づけるか、今回は我々チームの持つチカラを出し切れれば良いな、と思います。そして出し切ったときに何番手にいるのか、をみたいと思います。昨年は実力を発揮する舞台さえ奪われてしまった不本意なグランプリだったので今年はチカラを出し切ったレースをしたいと思います」

DATA - 2015.10.09 Free

10月8日(木) - MotoGP MOTUL 日本グランプリ 開幕目前!

MFJ全日本ロードレース選手権 J-GP2クラスの2年連続チャンピオンを目指し、熾烈な戦いを続けている、モリワキレーシングの高橋裕紀選手。昨年の雪辱を晴らす為に努力してきた結果、日本グランプリのワイルドカードの権利を再度獲得。MD600を駆り、再び二輪世界最高峰ロードレース“MotoGP moto2クラス”へ挑戦する。

 昨年は度重なるハードルを乗り越え、スターティンググリッドに並ぶも結果として我々が目指していた結果とは遠いリザルトとなった。2010年に世界チャンピオンマシンとなったMD600を再度世界の頂点へ導くべく、高橋裕紀選手と我々の戦いが始まります。

簡単に勝利を掴みとれるとは勿論考えていない。これまで培ってきた技術と経験を全てぶつけ、世界の頂点を目指します。

高橋裕紀選手とモリワキレーシングの戦いにご期待ください!

DATA - 2015.10.08 Release