10月12日(日)高橋裕紀選手、不本意な26位完走の裏で。

MotoGPクラスへの昇格を狙う世界中のエリートライダー達、合計36台で争われるMoto2クラスは、全車Honda CBR600RRをベースエンジンとしDunlopタイヤを装着。シャーシやサスペンションの選択やセットアップによる小さな差の積み重ねと、ライダーの技量が大きく勝敗を分けるエキサイティングなクラス。

心配された台風19号の影響をよそに、曇天の気温20度の中、MOTUL Grand Prix of Japan、Moto2クラスが栃木県のツインリンクもてぎサーキットで決勝レース が定刻通りスタート。予選24番手スタートのモリワキレーシング・高橋裕紀選手は他のライバル達と同様に一つでも上の順位で順位を挽回しようと序盤から駆け引き無しの全開ペースでラップを刻んでいく。

全日本ロードレース選手権のチャンピオン獲得に王手をかけている高橋裕紀選手。1年振りのグランプリ参戦において設定していた目標は優勝、または表彰台獲得という壮大なテーマは儚くも実現することはなかった。しかし一方の舞台裏で、決勝のスタート進行ギリギリまでマシントラブルと向き合ってマシンを完成させたメカニックに、出走前、高橋裕紀選手は個々のメカニックとそれぞれに握手を求め、チームスタッフに対する感謝の気持ちも背負ってグリッドに付いた。

レース開始と同時に上位陣が予選タイムにも迫る1分51秒台のハイペースで徐々に縦長に広がるレース展開となったレース。モリワキレーシングの高橋裕紀選手は気持ちが観客席まで届くほどの気合の入った懸命の走りで追走するも1分53秒台のタイムを絞り出すのが精一杯のコンディションとなっており、転倒ギリギリの線で世界一とも称される美しいトラックを有するツインリンクもてぎを攻めた。我慢のレースを強いられ、結果は26位。残念なリザルトとなった。

結果が良いときも、残念なときも、常に高橋裕紀選手のひときわ派手で熱いライディングとモリワキレーシングの実直な姿勢に共感してくださるファンの皆様、本当に有難うございました。

高橋裕紀選手コメント:
「かなり悔しい結果に終わってしまいました。とにかく悔しいです。ただ、なんて言いますか、完敗だったという印象ではなく、むしろレース前よりもチームのモチベーションに更に火が付いたような雰囲気です。その意味で得たものは良くも悪くも計り知れないかもしれません。目標に及ばなかったことについても良い結果に越したことはないですが、参戦してみなければ分からなかったことも多いですし、その意味では転倒リタイヤというような結果でなかったのは良かったです。マシンについての話について言えば、今年のMoto2タイヤの特性などはテレビを見て予想や推測はしていましたが、全日本ロードレース選手権で組み立てている方向性とは基本的に違う部分も多く、なぜ今年のライダーのライディングが今のように進化しているのかを実感することができました。ただ、基本的に速いマシンを作っていくという点はブレていないので、今日のデータを最大限に活用し、まずはしっかりと全日本チャンピオンの獲得を成し遂げたいと思います。
   最後になってしまいましたが、90度コーナーに設けられたモリワキ応援席の皆さんのご声援と、多くのメッセージや激励をウィーク中に頂き、苦しい中で気持ち的に大きな後押しをしてもらったと思っています。今回は結果でお返しできずに申し訳ない気持ちですが、必ずこれからも成長して進化していきますので、これからもどうぞ宜しくお願い致します!!」

また、今回のツインリンクもてぎで見事圧倒的な強さを見せ2年連続2014 FIM MotoGP世界選手権MotoGPチャンピオンを獲得したRepsol Honda Teamのマルク・マルケス選手に賞賛を賛辞をお送り申し上げます。おめでとうマルケス選手!おめでとうResol Honda Team!

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10月12日(日)決勝直前、ウォームアップ走行でまさかのエンジントラブル

徐々に日が高くなり始めた日曜日の午前中、9時10分から20分間のウォームアップ走行が行われた。ウィークを通して進めてきたマシンセットアップを煮詰めるためセッション序盤から全開で攻めていく高橋裕紀選手。モリワキ応援席が設置されている90度コーナーなどのタイトセクションではシャーシの特性を生かして他のどのライバルよりもアグレッシブに攻めていく。
  順調にマシンフィーリングを確かめていた最中、セッションも中盤に差し掛かったところで徐々にエンジンの回転が上がらなくなりはじめ、最終的にマシンがストレートでストールしてしまう。Moto2は主催者が全チームに同一のエンジンを供給する体制を取っており個々のチームがエンジンの分解整備などをすることが出来ない為、協議の結果スペアエンジンの供給を受けることとなった。

10:00現在、チームのピットではエンジンの載せ替え作業が始まっていて、12:20から始まる決勝レースのスタート進行までにエンジンを載せ替えた後、全てのマシンの状態を精密に確認する作業となる。細かいセッティングに集中した時間帯に再び高橋裕紀選手とモリワキレーシングを襲ったトラブル。準備万端とは言えない状況だが、それでも与えられた環境の中で常にベストを目指すというモリワキの精神に則って、最後の最後まであきらめず、その気持ちのこもった高橋裕紀選手の熱い熱い走りに感動してもらえるよう頑張りますので、引き続き応援して頂きますよう宜しくお願い致します!!!

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10月11日(土)高橋裕紀選手、トップから1.5秒遅れの不本意な予選24位。

午前中のフリープラクティス3で引き続きマシンのベースセッティングを確認・評価する作業に集中した高橋裕紀選手。予選開始と同時にコースインし、引き続き細かいセットアップの詰めの作業に入りつつタイムアップを狙った。
  上位陣が51秒台に入れ始めるなか、焦らず粛々と自分たちの仕事を消化していくモリワキレーシングと高橋裕紀選手。長めのスティントでマシンのフィーリングを確かめつつ、ピットインをして細かいサスペンションセッティングを試すなどし、残り時間も少なくなってきたところでタイムアップを図る。高橋裕紀選手は今回のモテギGPの自己ベストを更新しながらタイムアップをするも伸び悩み、トップのラバット選手が記録した1分50秒854に遅れること約1.5秒の1'52.377で24番手。明日の決勝レースに向けては厳しいスタートポジションとなった。

「Moto2はレース中のラップタイムが速いのでスタートポジションはとても大事です。1列でも前の列で予選を通過したかったのですが、焦って高望みし過ぎると良いことがないので自分たちがやるべきことをひとつづつやるのみでした。昨日はちょっと空回りしかけてましたけど今日はセッションごとに、ピットインごとに良くなっているので内容事態は良かったと感じています。ここまでは大変苦しい挑戦になっていますが、そんな中でも必死に支えてくれるチームスタッフに感謝したいです。マシンのフィーリングは悪くは無いのですが、世界GPというだけあって自分たちに足りてないところと良いところが顕著に結果や少しの差になって現れます。とにかくMoto2のタイヤとエンジンに合わせたピンポイントのセッティングが必要で、明日の決勝レースの前にもウォームアップ走行枠があるので最後まであきらめず、最後の最後まで詰めていきます!」

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10月11日(土)公式練習3回目

青空が広がったここツインリンクモテギでMOTUL日本グランプリの公式練習3回目が定刻通り午前10時55分から行われ、Moto2クラスに参戦している高橋裕紀選手 が昨日の不振を払しょくすべくセッション開始から精力的に周回を重ねた。45分間のセッションで、マシンのベースセッティングを1から見直したマシンを駆り、車体のバランスをサスペンションセッティングを細かく確認しながら初日から約1秒を削り取ることに成功。目標としているトップグループまでは、それでも1秒以上の差があるものの、午後15:05から始まる公式予選で更なるタイムアップを目指し、12日(日)に迎えるレース本戦を有利に組み立てられるよう頑張ります!

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10月11日(土)MOTUL Grand Prix of Japan スケジュール

高橋裕紀選手が参戦するMoto2クラスの本日の走行スケジュールは次の通りです。

1.公式練習3回目(10:55から11:40までの45分間)

2.公式予選(15:05から15:50までの45分間)

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10月10日(金)公式練習2回目終了

マシントラブルのため走行が殆どできなかった公式練習1回目からの仕切り直しで、心機一転公式練習2回目に挑んだ高橋裕紀選手。思い切ったマシンセッティングを試す為、周囲がタイムアップをする一方で、着々と自分達に必要なセットアップを評価しながらセッションを進めていたその矢先、ヘアピンコーナーでフロントからスリップダウンを喫してしまう。
  幸い転倒によるダメージは大きくなく高橋選手は自走してピットインし、チームはすぐにマシンの修復に掛かった。セッション残り僅かとなったところでピットアウトした高橋裕紀選手だが、予定していたマシンセッティングの基本的な方向性を煮詰めることができず自己ベストにもほど遠いタイムで一日を終えた。

明日の公式予選にむけては、その前に予定されているフリープラクティス3でセットアップの方向性を確認する。本来の高橋裕紀選手が戦うのに相応しいポジションまでチーム力で押し上げることができるかどうか、全てを投入して努力していきますので引き続き熱い応援をお願い致します!!!

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10月10日(金)公式練習1回目終了

世界グランプリに帰ってきた高橋裕紀選手を歓迎するかのように公式練習中の高橋裕紀選手の走りが国際映像で流れ、いよいよ予選とレースを想定して予定された通りのメニューをこなすかと思われた序盤、アウトラップをした高橋選手はすぐにエンジンの不調でピットイン。必要な個所を確認し微調整を施した後にコースインするも、やはり症状が改善しておらず再度ピットイン。一部の部品を交換するなどしたものの、結局計測ラップに入ることなく公式練習1回目を終えた。午後に向け疑わしい部品等の交換を施すなどし、いよいよ本来の高橋選手の走りをしてもらえるようチームは最善を尽くしています。

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「MOTUL日本グランプリ参戦について」

現在MFJ 全日本ロードレース選手権 JGP-2クラスのランキング1位でモリワキレーシングのMD600を駆る高橋裕紀選手が、本来の戦っているべき舞台と言っても過言ではない「MOTOGP世界選手権」に堂々と挑戦状をたたきつけた。
  2013年シーズンは歯車が噛み合わず実力を発揮することができなかった高橋裕紀選手。そして2010年には堂々の世界チャンピオンマシンに輝いたモリワキエンジニアリング製のMoto2シャーシ「MD600」もまた同様にここ数年は本来期待されたポテンシャルを世界の舞台で発揮することができなかった。問題はライバルでも他メーカーでもない。勝つまではなにも言わない。自分たちに出来ることを粛々と積み上げる時期なのだ。そんな反骨精神と、自分達のこれまでの努力を強く信じることが何よりも大事ということを疑わず、ただただ努力をしてきた。だから今年のレースの場所として、マシンの実戦開発の場所として、世界の舞台を目標にしながらも全日本選手権での「修行」を選んだ。その修行の成果が、この週末ツインリンクもてぎで開催される「MOTUL GRAND PRIX OF JAPAN」でいよいよ試される!

簡単に勝てるなどとは思っていない。ただ、誰よりも努力し、誰よりも深く考えた。自分たちに出来ることはすべてやったと言えるほど充実した気力と張りつめた緊張感がいよいよ始まるレース準備を終えたモリワキレーシングのピットと高橋裕紀選手のオーラに見て取れる。私達の気持ちのこもった熱いレースに是非ご注目頂きたい!

10月10日(金)公式練習 、10月11日(土)公式予選、10月12日(日)決勝レース

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