メッセージ

・自覚

写真 レースは膨大なエネルギーを使う。そして、それは素晴らしい事だ、と言いましたが、やっているのは「自分」です。やっているという事を自覚して欲しいのです。何事も、必死でやっている最中は、自分では気づかないものです。エンジンをチューニングするのに3日も徹夜した、コーナーでフロントが滑って死ぬほど怖い思いをした。こうした苦しくて、難しくて、危険な事を自分から望んで行っている事を自覚し、自信を持ってください。レースをやっているという事は、学校で勉強をするにしても、仕事をするにしても、必ず何かの自信になるハズです。必死でレースをやっている情熱は、何もしない人と、何らかの差になって出ています。それを自分で気づかない。そう、今は気づかないかもしれません。レースをやめた時になって初めて気づくものなのかもしれません。2年しかレースをやらなかった。それに、予選落ちばかりだった。しかし、2年やってきたのです。そして、嘘でも何でもなくレースをやった事を。社会にいる多くの人がやらなかった事、体験出来なかった事を。しかし、意識がなければダメです。寝ているのと同じ様に意識が無かったとしたら、そんな危険な思いまでやったレースが、自信にならないのです。オートバイは、レースは大変危険です。危険だからこそ、楽しい、とも言えます。危険だからこそ、自覚しなければダメなのです。レースは危険だから悪い物ですか?そうではないでしょう。ただの危険ではなしに、ルールにのっとって安全な様にいろいろ研究し、回避するように人間が行っているのです。動物は、危険を本能的に回避します。しかし、人間は危険に立ち向かおうとするエネルギーを生み出し、道具を使い、情熱を持っています。ある人は、他の事をすべて投げうってレースに集中しています。そんなにエネルギーを使っているのですから、自覚して欲しいのです。